大学院での学び

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2年間の集大成として取り組む「修士論文」

臨床心理センターや外部機関で実践教育を受けるとともに、心理臨床家にとって必要不可欠な研究手法を学び、大学院修士課程2年間の集大成として修士論文の作成に取り組みます。
テーマと研究手法は、基礎的な研究から応用的研究、社会問題に関わるものまで多岐にわたり、広い専門分野に携わる教員が在籍する本研究科ならではの特色と言えるでしょう。修士論文をまとめる過程では年に2回の発表会が開催され、院生や教員たちが論文の内容に関する白熱した議論を行います。修士論文を完成させるプロセスで、院生たちは自ら問題を見出し、掘り下げて考える姿勢を身につけます。

2024年度修士論文題目一覧

  • きょうだいの援助に関する研究動向と意図せずに受けるきょうだいからの援助的影響についての探索的研究
  • 大学生における母親への感謝の類型と母子関係の影響
  • 心理臨床場面における「笑い」の意味
  • 推しの炎上の体験過程ー対象喪失を手がかりにー
  • 大学生の自己像と居場所のなさに関する研究ー多元的自己像の観点からー
  • 私の顔の受け入れられなさと付き合っていくプロセスー化粧行為に着目してー
  • マスク着用が人に与える心理的影響~コロナ前後の変化に着目して~
  • 学級担任の父性性・母性性と学級づくりに関する研究~学級形成の初期段階における教師の指導観・指導行動に着目した質的検討~
  • 仮想現実とのかかわりにおいて「私」の同一性を再確認する体験過程

2023年度修士論文題目一覧

  • 介護職員との関わりが要介護高齢者の主観的幸福感に及ぼす影響 ー感謝感情の表出とコミュニケーションスキルに着目してー
  • 相談された重要な他者が持つ葛藤 ー回避-回避の軸に基づく検討ー
  • 家族への世話が青年期における進路選択に及ぼす影響
  • 第二反抗期の有無が精神的自立及び親子関係に与える影響について
  • 青年期における過剰適応傾向がセルフコンパッションを通して精神的健康に及ぼす影響
  • 箱庭をとじるまでのプロセスの検討 ー最後の玩具に着目してー
  • Twitterでネガティブツイートをする際の発信者の動機と受け手への期待に関する調査研究
  • 「よい子」傾向が攻撃的愚痴行動に及ぼす影響~対面とSNS上の投稿に注目して~
  • 保育者の感情体験場面と葛藤の検討 ー受け入れがたい感情を巡ってー
  • 風景構成法における「私感の生成プロセス」についての検討

臨床心理学研究科修士論文審査基準

  1. 臨床心理学研究として、適切な先行研究を踏まえた課題提起がなされている。
  2. 事実の検証およびデータの分析において信頼性と妥当性が保たれている。
  3. 研究方法およびデータの扱いにおいて、臨床心理学研究としての十分な倫理的配慮がなされている。
  4. 臨床心理学の発展に寄与する妥当な考察がなされている。
  5. 論理構成が適切であり、学術論文としての形式が順守されている。
  6. 修士論文について、分かり易く適切なプレゼンテーションができる。
  7. 修士論文に関する質疑に対して、適切かつ十分な応答ができる。

※以上の基準をすべて満たす場合、学位授与の条件として認められる。

2026年度版 デジタルパンフレット

臨床心理研究科についての具体的なカリキュラムや毎日のスケジュール等はパンフレットをご覧ください。