大学院生メッセージ
-
●修士課程2年生 週間スケジュール(前期)の一例
月 火 水 木 金 1限 臨床地域支援特論 人格心理学特論 学校臨床心理学特論 2限 特定課題研究Ⅱ 心理実践実習Ⅱ 臨床心理センターインテーク会議 非行・犯罪心理学特論 3限 臨床心理実習Ⅰ 心理実践演習Ⅱ 4限 臨床心理演習Ⅱ - ※講義演習のほかにも、臨床心理センターでの臨床心理業務、スーパーヴィジョンなどの実習や修士論文作成に取り組みます。
修了生メッセージ
-
新潟市特別支援教育サポートセンター
公認心理師・臨床心理士
渡邉 裕花さん
(2014年度修了)目の前のクライエントを大事に、非言語の情報まで丁寧に汲み取ることを心がけています。
特別支援が必要な子どもや発達に特性がある子どもの発達検査を行い、その結果を保護者や学校の先生にフィードバックして支援方法の提案を行うことが主な仕事です。また数は少ないですが、教育相談にも携わっています。その中で心がけているのは、大学院で徹底的に学んだ、目の前のクライエントを大事にすることです。言葉では出てこない非言語的な情報も丁寧に汲み取ることを心がけ、保護者や先生の悩みを解決する糸口となる情報を提供できるよう日々努力しています。今後も大学院で学んだことを活かしつつ、クライエント一人ひとりに寄り添い、適切なサポートができるよう精進していきたいです。
-
医療法人恵松会 河渡病院
公認心理師・臨床心理士
鵜川 沙織さん
(2014年度修了)どんなときも相手の方と丁寧に向き合う。基本ですが、とても大切なことです。
心理検査やカウンセリングを行うほかに、精神科のデイ・ケアも担当しています。また、新潟県臨床心理士会の活動にも携わっています。大学院では学ぶことが多く大変でしたが、今思えばすべてが必要な勉強でした。様々な実習や先生方のご指導が仕事の基礎になっています。また、医師・看護師などの他職種のスタッフと行うデイ・ケアでは、それぞれが違う角度から利用者さんを見ることで気づくことも多く、チームで担当する意義を感じます。患者さん・利用者さんが快復するまでに時間はかかりますが、どんなときも丁寧に向き合い、支えていきたいと思います。
- ※修了生の所属や取材内容は、すべて取材当時のものです。
中沢 友香さん
(2021年度修了)
実際のケースや現場に触れながら心理職として必要な経験や学びができました
大学入学当初から、臨床心理士や公認心理師の資格を取得したいと思い、大学院への進学を考えていました。目標が定まったのは、大学3年生での実習体験の場で子どもたちと関わり、臨床心理学の知識やカウンセリング技術への理解を深めたことからです。大学院では「ふれあい恐怖的心性と友人関係との関連について」を研究テーマに、大学の学部生を対象に質問紙を用いて検討を行いました。自分たちで調べ、それを発表する機会も増えたことから、同期との話し合いを通して見識を広めることができたと思います。また、院生として体験した教育相談センターでの実習では、適応指導教室に通室している子どもたちとの関係性を築いていく中で、子どもの感じていることを共有できたことが嬉しかったです。学部生に協力してもらった心理面接の成果が、実習の現場で実を結んだと感じました。将来は子どもやそのご家庭に寄り添った支援が行える心理職を目指したいです。