看護学研究科

修了生・大学院生の声

修了生の声

  • 池 穂波さん 研究分野/看護管理学分野

    池 穂波さん
    2017年度入学、
    2019年度修了
    研究分野/看護管理学分野

  • 大学院進学のきっかけは、勤務先で副看護部長に就任したことです。看護認定管理者養成研修のサードレベルへ進むか、大学院へ進学するかで迷いましたが、現場で培ってきた「経験知」と大学院で行う「研究」の何が違うのかを知りたいと思い、進学を選択しました。社会人が無理なく通えるカリキュラムや、新潟県の奨学金制度を利用できる点も決め手となりました。
    大学院での研究題目は、「中小規模病院における看護師長に対するケースメソッド研修の実践と評価」。看護管理者は高度な知識とスキルを求められますが、職務を遂行しながら継続的に学ぶ機会を得るのは難しい現状があります。それを受け、院内教育としてケースメソッド研修を企画・実践する際の、準備段階を含むプロセスと研修成果、課題までを明らかにする実証研究を行いました。
    当初はテーマと目的を絞り込むことさえ、ひと苦労でした。そんな私が研究を進め、成果をまとめることができたのは教授の指導あってこそ。課題の抽出から倫理的視点の解釈、文献の活用、分析方法、研究結果と考察の妥当性まで、丁寧に教えていただきました。

  • 大学院での学びは、まさに「学び直し」の機会でした。現場で養った経験知が次々と理論で裏付けされ、自身の言動の根拠が明確になったことが最大の収穫です。年齢や立場、勤務先の異なる同級生たちとの交流も刺激となり、視野が大きく広がりました。
    また、一つのテーマをこれほど多面的に検証したのは初めてのこと。
    それを通じて看護管理者の果たすべき役割、現場の課題も明確になり、「研究」の醍醐味を実感しました。
    職場へ還元できるテーマに取り組めるのは、社会人大学院生ならではの強みです。ケースメソッド研修の現場導入を終え、今後は、他施設でも活用してもらうため、学会等で研究成果を発表したいと考えています。

大学院生の声

  • 山岸 友紀さん 研究分野/母子看護学分野

    山岸 友紀さん
    2019年度入学
    研究分野/母子看護学分野

  • 現在、急性期病院の産婦人科病棟で助産師を務めています。助産師として働き始めて約20年。多くの母子とその家族に接し、忙しくも充実した日々を送ってきましたが、いつしか頭をよぎるようになったのが、一度自分自身の看護をじっくり振り返ってみたいという思い。特にここ数年は、今後仕事を続けるうえでどのようなことを実現していきたいのか、方向性を模索する時間が増えていました。そのような中、尊敬する上司から青陵の大学院で学ぶことを勧められたのが進学のきっかけです。
    当初は仕事と学びを両立できるのか不安でしたが、社会人が学びやすい無理のないカリキュラムに加え、先生方のほうから勤務の都合に配慮してくださるなど、サポート体制は万全です。
    おかげで3交代勤務を行いながら、授業を受けることができています。

  • 大学院での思いがけない出会いは、大学の看護科でともに学んだ同級生との再会。気心が知れているため遠慮なく意見交換ができ、学びの濃さが倍になっています。進学してよかったと特に思うのは、臨床経験だけでは得られない高度な知識やスキルを習得できるだけでなく、研究に必要な素養を身につけられる点。仕事を通じて何度か学会や研究会で発表した経験がありますが、これまでは文献の読み込みや結果の分析が十分ではなかったと気づかされました。
    具体的な研究テーマはまだ決めていませんが、関心があるのは流産、死産などの「周産期喪失に対するケア」です。近年、さまざまな研究がなされ、母親や赤ちゃんに対するケアは確立されつつありますが、家族に対するケアや看護者への教育は未分化であると感じています。研究を通じて、看護者に求められる知識や技術、現場での教育方法や手順などを明らかにし、研究結果を現場の教育に活かしていくのが目標です。