看護学研究科

修了生・大学院生の声

修了生の声

  • 加藤 美里さん 研究分野/看護管理学分野

    加藤 美里さん
    2017年度入学、
    2020年度修了
    研究分野/母子看護学分野
    ※現在、助産師として勤務

  • 経験や世代をこえて交わす意見は刺激が多い
     基礎看護学分野の教員として学生指導に従事しています。教員として学生と接する中で、さらに幅広い知識や論理的な思考能力、物事を多角的に捉えるための柔軟な思考能力が必要であると感じました。また、それまで勤めていた助産師としての臨床経験を一区切りとして、助産や看護を振り返り学びなおしたいと考え、大学院への進学を決めました。
     大学院では「性的マイノリティ当事者の語りからみる医療・看護におけるニーズ」というテーマで研究に取り組みました。近年、性的マイノリティという言葉や、関連するテレビ番組等広くメディアでも取り上げられるようになりました。多方面における法整備も徐々に進んでいる一方で、義務教育の学習指導要領では未だ異性愛、性別二分法の教育であり、看護基礎教育においても、充分な教育がなされているとは考えにくい現状があります。
     医療従事者の態度・対応や医療機関の環境から差別や偏見を感じ、医療機関にアクセスしづらいという状況も海外の文献から明らかになっています。そこで、性的マイノリティ当事者から医療機関受診時や入院時の思い、体験を聴き取り、医療・看護へのニーズを明らかにすることを目的とし、調査を行いました。

  •  働きながら学ぶことは決して容易ではありませんが、職場の方々のご理解・ご配慮や、指導してくださる先生方のおかげで研究を進めることができました。
     実務経験や年齢の違う院生が集まり、意見交換ができる場は学びが多く、刺激になります。研究が上手く進まない時も、お互いに励ましあえる院生の存在は、モチベーション維持にも繋がり、とても力になりました。
     今後は、助産師の立場から大学院で学修したことを活かし、母子への助産・看護とともに包括的性教育にも取り組んでいきたいと考えています。

大学院生の声

  • 山岸 友紀さん 研究分野/母子看護学分野

    山岸 友紀さん
    2019年度入学
    研究分野/母子看護学分野

  • 現在、急性期病院の産婦人科病棟で助産師を務めています。助産師として働き始めて約20年。多くの母子とその家族に接し、忙しくも充実した日々を送ってきましたが、いつしか頭をよぎるようになったのが、一度自分自身の看護をじっくり振り返ってみたいという思い。特にここ数年は、今後仕事を続けるうえでどのようなことを実現していきたいのか、方向性を模索する時間が増えていました。そのような中、尊敬する上司から青陵の大学院で学ぶことを勧められたのが進学のきっかけです。
    当初は仕事と学びを両立できるのか不安でしたが、社会人が学びやすい無理のないカリキュラムに加え、先生方のほうから勤務の都合に配慮してくださるなど、サポート体制は万全です。
    おかげで3交代勤務を行いながら、授業を受けることができています。

  • 大学院での思いがけない出会いは、大学の看護科でともに学んだ同級生との再会。気心が知れているため遠慮なく意見交換ができ、学びの濃さが倍になっています。進学してよかったと特に思うのは、臨床経験だけでは得られない高度な知識やスキルを習得できるだけでなく、研究に必要な素養を身につけられる点。仕事を通じて何度か学会や研究会で発表した経験がありますが、これまでは文献の読み込みや結果の分析が十分ではなかったと気づかされました。
    具体的な研究テーマはまだ決めていませんが、関心があるのは流産、死産などの「周産期喪失に対するケア」です。近年、さまざまな研究がなされ、母親や赤ちゃんに対するケアは確立されつつありますが、家族に対するケアや看護者への教育は未分化であると感じています。研究を通じて、看護者に求められる知識や技術、現場での教育方法や手順などを明らかにし、研究結果を現場の教育に活かしていくのが目標です。