看護学研究科

修了生・大学院生の声

修了生の声

  • 簑口 紗織 研究分野/看護管理学

    簑口 紗織さん
    2016年度入学、
    2018年度修了
    研究分野/看護管理学

  • 現在、病棟で副看護師長として勤務しています。看護管理者としてステップアップを目指す中、特に関心のある看護管理領域を専門的に学べると知り、大学院へ進学しました。
    主体的に看護を実践できるようになり脂が乗ってくる頃、私生活で結婚や出産、育児など、大きなライフイベントを迎える看護師たち。そうした中堅看護師が直面するワークライフバランスの問題、仕事に対するモチベーション維持の難しさは、長年、私が追い続けてきた課題でした。大学院での研究テーマを「中堅看護師の職業的アイデンティティとその関連要因」としたのは、看護観や価値、信念などの「職業的アイデンティティ」が決定づけられる要因を明らかにすることで、より適切な支援を行えるようになると考えたからです。データ分析や過去の論文との比較を通して、看護師の職業的アイデンティティが形成される過程を論理的に紐解いていきました。修了後は、概念的なことも説得力のある言葉で伝えられるようになり、看護管理者としての自信につながっています。今後も引き続き研究結果を職場へ還元し、看護の質の向上に役立てていきたいです。

  • 進学前は仕事との両立や費用の面で不安を覚えていましたが、社会人が学びやすいカリキュラムや奨学金制度について説明を受けて進学を決意。同じ志をもつ仲間と先生方に支えられ、有意義な大学院生活を終えた今、あのとき決断してよかったと心から思います。ともに学んだ仲間は、修了後も支え合うかけがえのない“心友”です。進学を検討している社会人の方は、勇気を出して一歩を踏み出してほしい。経験と学びが紐づくことで視野が一気に広がる喜びを、ぜひ、味わってみてください。

大学院生の声

  • 佐藤 理加 研究分野/看護管理学

    佐藤 理加さん
    2018年度入学
    研究分野/看護管理学

    急性期病院において副看護師長として看護管理に携わるうえで、私が最も頼りにしてきたのは「経験知」です。でも、それだけでは心許なく感じる場面も多く、科学的根拠による裏付けがほしいと考え始めたのが数年前。「大学院で学びたい」と思い続けながらも仕事と両立できる自信がなく、行動に移すまでに長い時間を要しました。進学を決意できたのは、大学の先生や大学院で学ぶ先輩方が背中を押してくださったおかげです。
    研究テーマはまだ検討段階ですが、40歳以上の看護職者を対象とする「ワークモチベーションに対する動機づけ要因」に注目しています。この年代の看護職者は高い看護能力を有し、臨床現場で重要な役割を担う一方、さまざまな事情で突然離職してしまうケースが少なくありません。率先力のある優秀な人材を失うのは、看護の提供に影響を及ぼすだけでなく、組織運営の面でも大きな損失。離職を防ぎ、良質な看護サービスを安定的に提供していくため、モチベーション維持に必要な要素を追究していきたいと考えています。
    私たちが研究を進めていくことは、看護実践に関する科学的知識体系を発展させる意味でも大切。修学生活を通じて論理的思考力と研究実践力を養い、修了後も生涯の取り組みとして研究活動を継続していきたいです。
    進学してみて驚いたのは、履修時間やカリキュラムなどに工夫があり、想像以上に社会人が学びやすい環境だったこと。多種多様な職種の院生が集まっているので、一つひとつの意見が興味深く、日々、新たな発見の連続です。私自身は修学の検討に長い時間をかけてしまいましたが、「学びたい」と感じる「今」がチャンス。早めに行動を起こして損はありません。

  • 加藤 美里 研究分野/母子看護学

    箱岩 美緒さん
    2018年度入学
    研究分野/母子看護学

    大学卒業後、養護教諭として小学校で勤務し、7年目を迎えました。毎日さまざまな児童と関わる保健室では、子どもたちの口にできない苦しみ、悩みに接する機会が多くあります。苦しみの根源に何があるのか、保健室にできることは何だろう、と考える中で、「心の健康」についてもっと知識を深めたいという気持ちが高まり、大学院進学を決意しました。
    看護学研究科では、人間の発達やカウンセリングの勉強など、養護教諭としての成長に役立つ知識を幅広く習得できるだけでなく、看護師、助産師、保健師をはじめとする多職種の方々と少人数制で授業を受けられるのも魅力のひとつです。グループワークやディスカッションを通じ、日頃の研修会だけでは得られない知識や感覚が養われていくのを実感します。
    子どもの心とからだの健康にはご家族の力が必要不可欠。養護教諭の立場からご家族へ何をどのように働きかけることができるのか、その可能性、方向性を模索しながら学びを深めています。修了後は学んだことを、子どもたちの笑顔の力に変えていくのが目標。保護者、職員と手を携えながら、子どもたちのために一層力を尽くしていきたいと考えています。
    学生時代の恩師に大学院で学ぶことを薦められた当初は、「仕事をしながら大学院に行くなんて絶対に無理!」と思っていました。確かに、仕事と勉強の両立は簡単ではありませんが、向上心の高い院生からもらうエネルギーが成長を後押ししてくれます。勉強のサポートはもちろん、仕事の悩み、心の疲れまでを癒してくれる先生方、同期の皆さんが揃う当校は、今や私にとっての保健室。養護教諭としてさらなる飛躍を目指したいと思う方は、ぜひ、進学を検討してみてください。