
介護福祉コースの特徴
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Point1
現場で必要とされる多様な資格を取得できる!介護福祉士(国家試験受験資格)と社会福祉主事任用資格、短期大学士の学位に加えて希望者は様々な資格を取得することができます。
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Point2
専任教員と専門スタッフのサポートで柔軟な進路選択就職・進学の専任教員と専門スタッフが連携して個別指導を行います。介護福祉士や一般企業への就職はもちろん、4年制大学への3年次編入学など柔軟な進路選択が可能です。新潟青陵大学への編入学では、短大で取得した多くの単位を読み替えできるメリットがあります。
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Point3
一人ひとりが夢の実現をめざせる授業プログラム実習は「学内演習」と「現場実習」を繰り返します。1年次の前期から実習を経験し、事前事後指導で成長することができます。
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Point4
充実した国家試験対策国家試験の受験対策は1年次よりスタート。充実した指導でじっくりと時間をかけながら合格をめざします。
めざす資格
介護福祉士(国家試験受験資格)
[その他]社会福祉主事任用資格/レクリエーション・インストラクター/ビジネス実務士/マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)/サーティファイソフトウェア技能認定試験 など
介護福祉コースのカリキュラム

2年間の学修
授業・教員紹介
コミュニケーション技術

人間総合学科
土永 典明教授
福祉職として介護・支援を行うには、生活を支えるための技術だけでなく介護が行われている現場やその担い手の動きの実際を知ること、そして、利用者やその家族とコミュニケーションを図ることで、周囲の意見を柔軟に取り入れることが大切です。さらに、介護福祉士には、多職種協働において必要となるコミュニケーション能力を高めることも必要になってきます。本講義では、援助が必要な方が抱える問題を把握し、その解決を図るための基本的な援助技術を演習形式で学びます。介護福祉士にはコミュニケーションの基本として、自己を適切に理解すると同時に、自己を表現することが求められます。5人程度のグループワークが中心となる演習では、利用者にどのような支援が必要か、学生同士で意見を出し合います。また、本講義では、短歌や演劇、自分史づくりなどの体験を通して自分を表現することの大切さを体得します。このような学修により、自分の奥底に隠れた部分を知ることもできます。人と関わる仕事に携わる介護福祉士には、自分を理解することが大切だと言われます。本講義では、援助技術の習得にとどまらず、介助が必要な場面で応用できる問題解決能力と福祉・介護の現場で福祉職が直面する、問題に前向きに取り組む姿勢を養います。
介護過程Ⅰ〜Ⅲ

人間総合学科
柳澤 利之准教授
専門的な介護サービスとは、機械的な流れ作業ではなく、利用者の障害や持病、生活習慣や好み等に応じて一人ひとりに「オンリーワン」のサポートを提供することです。この授業では、利用者個々に合わせた介護を実践するための手法を学びます。2年生後期の授業では、介護現場で行う「介護過程展開実習」と同時に進めることによって、高い実践力の習得をめざします。現場実習(水~金曜日)での学びを、学内授業(火曜日)のなかで教員の指導を受けたり、学生間で議論したりしながら理解を深めます。翌週、学内での学びを現場で先輩介護福祉士の指導を受けながら実践し、そこでの学びを再び授業で深めるということを約8週間反復します。実習終了後は、これまでの実践をレポートにまとめ、卒業直前に青陵ホールで行われる報告会で多くの人の前で発表します。ステージ上で発表する学生たちは、全員がプロのようにたくましい顔立ちになっており、2年間の成長を実感することができます。実習と学内授業を同時に進行する例は全国的に少なく、本学介護福祉コースの特色のひとつです。
2年間の時間割例
1年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 社会の理解Ⅰ | 生活支援技術Ⅰ(基礎) | 情報処理論 | 英会話Ⅰ | |
2 | コミュニケーション技術 | 英語Ⅰ | |||
3 | キャリアデザイン入門 | 基礎ゼミ | こころとからだのしくみⅠ | 生活支援技術Ⅰ(基礎) | 情報処理演習Ⅰ |
4 | 介護総合演習Ⅰ | 介護の基本Ⅱ | 介護の基本Ⅰ | ||
5 | 心理学 | 地域生活とマナー |
2年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 法学 | 認知症の理解Ⅱ | 発達と老化の理解Ⅰ | ||
2 | 生活支援技術Ⅳ(総合演習) | 医療的ケアⅡ | 特別研究 | 介護過程Ⅱ | |
3 | 介護の基本Ⅳ | 生活支援技術Ⅲ(家事援助) | 対人コミュニケーション演習 | ||
4 | 人間の尊厳と自立 | 障害の理解Ⅱ | |||
5 | 現代社会と福祉Ⅰ | 介護総合演習Ⅲ | 人間関係とコミュニケーションⅡ |
※時間割は一例です。
人間総合学科 2年
坂上 理歩さん 新潟県 五泉高校出身
利用者さんからのエールが励みに
2年間を通してこころに留めているキーワードが「コミュニケーション」です。最初の実習では認知症の利用者さんとコミュニケーションがうまく取れず、積極的に話すことができませんでした。そんなときに施設職員の方や大学の先生からいただいたアドバイスが、昔のお仕事の話を聞いたり、自分の話もしてみることです。会話に反映させていったところ、それまで介護=高齢者のお手伝いのイメージでしたが、逆に利用者さんから私が教えてもらうことが多く、やりがいをすごく感じました。2年生の11月に実習で行った介護老人保健施設では、あまり他の利用者さんと話していない方がいたので、積極的に話しかけていたら「いつもがんばってるね」と励ましてくれて、実習終了時には「寂しい」と言って涙を流してくれました。最後には「がんばってね、待ってるよ!」と背中を押してくれたことが忘れられません。