主体的に学びに向き合えるようになったとき、自分の成長を実感しました!

福祉心理子ども学部 臨床心理学科 2023年度入学

出身高校
新潟県 加茂暁星高校出身

大学で学んでいる事の中で特に興味をもっているものについて教えてください。

私は3年生になってから、本格的にカウンセリングについて学んでいます。授業では学生同士でロールプレイを行い、悩みを抱えている人にどのように寄り添うのかを体験的に学びました。カウンセリングに「正解」はないため、セラピスト役を経験する中で、言葉の選び方や態度のあり方を客観的に見てもらうことができました。お互いに良い点を褒め合いながら学ぶことで、自分の癖に気づけると同時に、人に寄り添うために必要な姿勢を考えるきっかけにもなり、強く印象に残っています。

「大学の学び」で、高校までの学びと大きく違うと感じた点は?

高校までの学びは、与えられた内容を受け取る「受動的な学び」が多かったと思います。一方で大学は、自ら学ぶ意欲のある人が集まる場であり、能動的に「自分が学びたいことを見つける」姿勢が求められます。その違いこそが大学の学びの醍醐味であり、大きな刺激にもなっています。

印象に残っている授業やゼミ、実習などについて。

ゼミ活動の中で行った「映画から読み解く心理学」が印象に残っています。普段は何気なく見ている映画でも、自己決定・依存・愛着といった心理学のテーマを意識して観ることで、登場人物の言動を新たな視点から分析することができました。先生やゼミ仲間と意見を交わす中で、自分にはなかった視点を得られ、とても面白い経験になりました。

学びの中で、自分が「成長した」と感じた瞬間について。

高校生の頃にはなかった行動として、自分から図書館で調べ物をしたり本を読む習慣が身についたことです。授業で気になったことを深掘りするうちに、自分から「知りたい」「もっと学びたい」と思えるようになり、主体的に学びに向き合えるようになったとき、自分の成長を実感しました。

大学での学びを通じて、将来どのような社会人になりたいか。

福祉と心理学を両方学んでいることを活かし、福祉的な支援が必要な人のニーズを見つけ出せる社会人になりたいです。単に制度的な支援を行うだけでなく、相談者の心に寄り添い「この人になら相談してよかった」と思ってもらえる存在を目指しています。

高校生のときに「知っておきたかった」と思うこと。

大学ではExcelを使う場面が多いです。私は入学してから学びましたが、高校生のうちに基本操作を身につけておけば授業がもっとスムーズに進められたと思います。

大学での学びに興味がある高校生にメッセージ。

大学では自分の興味のあることをとことん学ぶことができます。そのためにも、高校生のうちから「自分は何に関心があるのか」を考えてみてください。早く見つけられれば、その分だけ深く学ぶことができ、大学生活もより充実するはずです。