司法や福祉の現場など、多様な場面で「人の心」に関わる支援を行えるような存在を目指しています
福祉心理子ども学部 臨床心理学科 2022年度入学
新潟県 高田高校出身
大学で学んでいる事の中で特に興味をもっているものについて教えてください。
私は臨床心理学を学んでいますが、その中でも特に「司法・犯罪心理学」に強い関心を持っています。心理学といえばカウンセリングや臨床の現場をイメージする人も多いと思いますが、犯罪の背景には加害者・被害者双方の心理が深く関わっており、その理解は再犯防止や社会復帰の支援においてとても重要だと感じています。大学での学びを通じて、心理学が福祉や教育だけでなく、司法の分野とも密接につながっていることを知り、さらに興味を持つようになりました。
「大学の学び」で、高校までの学びと大きく違うと感じた点は?
高校までの学びは与えられた範囲の中で効率よく知識を身につけることが中心でしたが、大学では主体性が求められると強く感じます。先生が指示をしてくれるのを待つのではなく、何を学びたいのか、どう行動するべきかを考える必要があります。その分、積極的に取り組めば取り組むほど、学びの深さや充実度が増していくのが大きな違いだと思います。
印象に残っている授業やゼミ、実習などについて。
特に印象的だったのは「心理的アセスメント」の授業です。授業では知能検査や心理テストを実際に体験し、その結果を分析する過程を学びました。これまで教科書でしか見たことのなかった検査が、実際にどのように行われ、どのように結果を解釈するのかを体感することで、心理支援の現場に近づいた感覚を得られました。自分自身を見つめ直すきっかけにもなり、心理学の面白さを再確認できた授業でした。
学びの中で、自分が「成長した」と感じた瞬間について。
計画性が身についたことです。大学では課題やレポートの提出期限が示されるだけで、細かい指示はほとんどありません。そのため、自分で学習の計画を立て、効率的に進めていく力が求められます。最初は戸惑うこともありましたが、今では「いつまでに何を終わらせるか」を自分で管理できるようになり、成長を感じています。
大学での学びを通じて、将来どのような社会人になりたいか。
臨床心理学で得た知識を生かし、心理的な支援を必要としている人に寄り添える社会人になりたいです。特に司法や福祉の現場など、多様な場面で「人の心」に関わる支援を行えるような存在を目指しています。
高校生のときに「知っておきたかった」と思うこと。
志望する大学で取得できる資格や、将来どんな職業につながるのかをもっと早く調べておけばよかったと思います。実際に学び始めてから「こういう資格があるんだ」と知ることも多かったので、事前に調べておくと進路選びの参考になるはずです。
大学での学びに興味がある高校生にメッセージ。
大学では、答えが一つではない問題に数多く出会います。その中で自分なりの意見を持ち、いろんな角度から考えることで、物事をより深く理解できるようになります。難しさもありますが、それ以上に新しい発見があり、とても楽しい学びが待っています。自分の興味を大切にして、ぜひ一歩踏み出してみてください!
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