自分では気づかなかった視点でアドバイスを頂くことができたり、学びを深められるとても有難い機会でした

大学院 看護学研究科

須貝 あやめさん

勤務先
新潟市立桜が丘小学校に勤務

●現在の仕事と大学院進学の理由
 新潟市立の小学校で養護教諭として勤務しています。子どもたちの健康診断や、健康相談、保健指導などを行っています。実際に養護教諭として働いてみて、子どもたちの抱える健康課題が多様化・複雑化していることを実感しました。そこで、さらに専門的な知識を身につけ、子どもたちの健康課題の解決に向けた支援ができる養護教諭を目指したいと思い、進学を決めました。


●研究テーマと内容
 研究テーマは「学校におけるLGBTQ+の子どもへの支援に対する養護教諭の認識と支援の実際」です。養護教諭は、LGBTQ+の子どもへの支援について、力を入れて行いたいと思っている傾向にある一方で、実際に支援には至っていない傾向にありました。また、学校においては、LGBTQ+の子どもへの支援の方針を定める等、基盤となる部分の取組が進んでいないことが明らかになりました。養護教諭だけでなく、管理職、教職員、保護者、地域、行政等の共通理解のもと、支援を進めることが重要であることがわかりました。


●大学院に進学してよかったこと
 母子看護学分野では、定期的に先生方や他の院生とのゼミが開かれていました。研究をしていると、どうしても自分だけの考えでは行き詰ってしまいます。ゼミでは、研究を進めるにあたって悩んでいることを相談できたり、自分では気づかなかった視点でアドバイスを頂くことができたり、学びを深められるとても有難い機会でした。


●修了後の目標
 視野を広げるために、今後も学び続け、子どもたちへの支援だけでなく、現場で働く養護教諭や教職員を支える立場として活躍できたらと考えています。


●大学院進学を検討されている方へ
 大学院に進学するということは、人生の中でも大きな挑戦になると思います。働きながら通うのは難しいというイメージがあるかもしれませんが、先生方は寄り添って、私たちの学びを支えてくださいます。「学びたい」という気持ちを大切に、ぜひ進学をおすすめします。

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