教員紹介 - 和田 由紀子

Q. 先生の研究・活動を教えてください

（看護管理学について）
看護職としての仕事はやりがいのある反面、日々の業務を行う上でストレスが多く、種々の心身の問題につながる場合があることが指摘されています。それらを防ぎ、看護職者が心身が安定した状態で看護に向き合うためにはどうしたら良いか、何が必要かについて、主に研究をしています。

Q. この分野の面白さは、どんなところですか？

（看護管理学について）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護職者の仕事だけではなく、背景としてその人がおかれている状況や人間関係など、同時に検討すべきことが多くあり、それらについていろいろな角度から考察するところです。異なる視点をもち検討することで、毎回新しい発見をします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（小児看護学について）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小児期は成長発達において変化の激しい時期であり、身体面・精神面・社会性のすべてにおいてその後へ多大な影響も及ぼす重要な時期でもあります。個々で異なる子どもの成長発達や健康状態、子ども独自の個性や持っている力、感じ方・考え方、おかれた状況などをふまえ、その子どもや家族にとってどのような看護が必要かを考え実践します。　　　　　

授業紹介

小児看護学概論　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

子ども・家族を対象とする小児看護について、始めに専門的に学ぶ科目です。「子どもとは？　小児看護とは？」について、歴史や社会とのつながり、法律・施策、理論、発達等の各視点から学び、より専門的な小児看護学の授業につなげていきます。

メッセージ

学部の学生をみると、子どもが身近におらず馴染みがない方が圧倒的に多いようです。子どもはあなた方とかけ離れた存在ではありませんし、独自の能力を持っています。まずは子どもに興味・関心を持つこと、より深く理解するために想像力を養うことを心がけてください。