教員紹介 - 石田 真由美

助教

石田 真由美Mayumi Ishida

担当学科
看護学部 看護学科
研究テーマ
地域母子保健、包括的看護教育、地域共生・包摂
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Q. 先生の研究・活動を教えてください

助産師・保健師としての地域母子保健活動を基盤に、妊娠期から子育て期までの「切れ目のない支援」のあり方を探っています。若い世代へのプレコンセプションケアや性教育にも力を入れ、地域での健康づくりに取り組んでいます。また、看護職が性の多様性を理解し、すべての人に寄り添える看護を実践できるよう、教育や啓発の取り組みを行っています。さらに、障がいや疾患の有無にかかわらず、地域で支え合う共生的な仕組みづくりにも関心を持ち、実践と教育の両面から研究を進めています。これらの活動を通して、地域住民・教育機関・行政との連携を深め、誰もが安心して暮らせる地域づくりをめざしています。

Q. この分野の面白さは、どんなところですか?

看護の魅力は、人の「生まれる」「育つ」「暮らす」という人生の営みに寄り添えるところにあります。母子保健の支援では、命の誕生や家族の成長に関わる喜びを感じるとともに、一人ひとりの背景や地域のつながりの大切さを実感します。また、性の多様性や生き方の違いを理解し、誰もが自分らしく生きられるよう支えることも、看護の大切な役割です。学生や住民とともに学び合いながら、地域の中で新しい支援の形を見いだしていけるのは、この分野ならではのやりがいです。人・地域・社会のつながりを感じながら、看護の本質である「ともに生きる力」を育んでいけるところに、深い面白さがあります。

授業紹介

地域母子保健学Ⅰ

この科目は、保健師・助産師・看護師を目指す学生が合同で学び、地域における母子の健康支援について多角的に考えます。妊娠期から子育て期までの支援の流れや母子保健施策の概要を理解するとともに、地域で母と子を支えるさまざまな専門職や関係機関の役割を学びます。グループワークや事例検討を通して、それぞれの専門職がどのように連携し、母子の暮らしを支えているのかを体感的に学ぶことができます。自らの専門性を踏まえながら他職種の視点を理解することで、地域におけるチーム支援の重要性を実感し、「つながりの中で母子を支える看護」の基礎を育むことを目指します。

メッセージ

看護の魅力は、人の気持ちに寄り添いながら、その人らしい生き方を支えられることです。新しい命を迎える場面や、子育てに向き合う家族、そして地域の中で頑張る人たち…。
看護の対象はとても広く、いろいろな人との出会いがあります。誰かを思いやる気持ちを大切にしながら、人の幸せや安心を支える仕事に挑戦してみませんか。
看護を学ぶことは、自分自身の生き方や人とのつながりを見つめ直すことでもあります。あなたのやさしさが、きっと誰かの力になります。

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