教員紹介 - 浅野 仁美

助教

浅野 仁美Hitomi Asano

担当学科
看護学部 看護学科
研究テーマ
基礎看護学、慢性心不全
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Q. 先生の研究・活動を教えてください

私は、CRT-DやICDと呼ばれる心臓のリズムの乱れによる突然の重篤な不整脈から命を守る医療機器を体内に植え込んで生活する慢性心不全患者さんを対象とした研究を行ってきました。これらの機器は命を守る重要な治療ですが、患者さんは「次の瞬間に何が起こるか分からない」という不確実さと向き合いながら生活しています。そのような状況の中で患者さんがどのような思いを抱き、どのように日常生活を送っているのかを明らかにし、患者さんが自分らしく生活を続けていくための看護支援について考えています。
また、命に関わる緊急事態に周囲の人がどのように対応できるかという点にも関心を持ち、BLS(一次救命処置)に関する教育活動にも取り組んでいます。突然の心停止などの場面では、周囲の人が対応することが命を守ることにつながりますが、実際には恐怖や戸惑いを感じることも少なくありません。そうした不安を少しでも軽減し、必要な場面で行動できる人が増えることを目指して活動を続けています。

Q. この分野の面白さは、どんなところですか?

慢性心不全の患者さんは、治療によるさまざまな制限を受けながら日々の生活を送っています。特に体内に医療機器を植え込んでいる患者さんは、不整脈によって次の瞬間に何が起こるか分からないという不安を抱えることもあります。そのため当初は、その不安の中で生活することの大変さが大きいのではないかと考えていました。しかし研究を通して患者さんの語りを聞くと、そのような状況の中でも自分なりに生活の仕方を整えながら、新たな生活を再構築していく姿に触れることができました。
患者さんがどのように病気と向き合い、自分らしい生活を続けていこうとしているのかを知ることで、どのような支えが必要なのかが少しずつ見えてきます。そうした人の姿から看護を考えていくことに、この分野の面白さと奥深さを感じています。

授業紹介

基礎看護学実践論

基礎看護学実践論では、看護の基本となる知識や技術を学びます。患者さんの安全や安楽を守るための基礎的な看護技術を習得するとともに、看護師としてどのように患者さんを理解し関わっていくのかについて考えていきます。演習では、基本的な技術の練習に加えてシミュレーションも取り入れながら、実際の看護場面を想定した学習を行っています。
また、学生同士で話し合いを行ったり学びを振り返ったりすることも大切にしています。学生が安心して意見を発信できる環境を大切にしながら、知識を身につけるだけでなく、自分の考えを言葉にして学びを深め、看護実践につなげていく力を育てたいと考えています。

メッセージ

看護は、病気や治療だけでなく、その人がどのように生活し、どのような思いで日々を過ごしているのかに目を向けながら支えていく仕事です。研究や教育を通して感じているのは、人は困難な状況の中でも自分なりに生活を整えながら前に進んでいく力を持っているということです。
高校生の皆さんには、ぜひ身近な人の生活や気持ちに関心を持ってみてほしいと思います。人に関心を持つことは、看護を学ぶうえでとても大切な力になります。皆さんと一緒に看護について学べることを楽しみにしています。

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