心理学総合案内「こころの散歩道」/今日の心理学

● チーズはどこへ消えた 
変化を恐れる心理

こころの散歩道 DAY by DAY今日の心理学 2001.4.4

 迷路の中に住むネズミと小人。大好きなチーズもあって、幸せに暮らしていました。ところがある日、大切なチーズが消えてしまったのです。さて、ネズミと小人は……。

 ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社)のお話です。チーズとは、あなたにとって大切なもの。仕事とか、お金とか、恋人とか。それがある日消えてしまう。あなたもこんな体験はありませんか。

 この本、ジャンルとしては、ビジネス書のようですね。表紙の絵も、くたびれた中年男性のさびしい後姿といったところ。

 変化の激しい現代社会で、リストラにあったり、部署変えがあったり。すっかり落ち込んでしまう人もいるでしょう。

 でも、「チーズはどこへ消えたか」「なぜ消えたか」などと考えすぎるなと、本書はいいたいようです。そうではなくて、新しいチーズを探そう。

 「変化」はそんなに怖いものではない。私たちは、現実の変化そのものよりも、変化を恐れ、不安がる自分自身の心のために悩んでいるのかもしれません。
 

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チーズはどこへ消えた?

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