心理学総合案内「こころの散歩道」/今日の心理学

● 助けを求めることは勇気の表れ 
カウンセラーとクライエント

こころの散歩道 DAY by DAY今日の心理学 2001.3.28

人に助けてもらうことって、みじめなことでしょうか。

 カウンセラーのところに相談に訪れる人のことを「クライエント」(クライアント)といいます。

 大会社の社長が、広告を作ってもらうために広告代理店を訪れると、この社長さんはクライアントですね。クライアントとは、何かの専門家の知識や技術を活用しようとしている人のことです。

 この社長さんはもちろんみじめでも、弱くもありませんよね。カウンセラーを活用しようとする人も同じです。カウンセラーのところへ行こうという強い意思、勇気、知識が必要です。

 相手がカウンセラーでなくても同様です。必要なときに誰かの必要な助けをきちんと求めることができるのは、弱さの現われではなく、勇気の現れです。

 誰かの助けを求めることは、目標達成のひとつの手段であり、「逃避」ではなく、前向きな「戦い」です。

 たとえ、泣きながら、ぼろぼろになった心で助けを求めたとしてもです。助けを求めることは、問題を何とかしようという、あなたの心の健康で強い部分の現われなのです。

 辛いこと、苦しいことを人に話すのって、勇気がいりますものね。
 

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