人生のたいていのことは、何だかよく訳のわからないものです。心理学者として、「これでいいか?」「どっちがいいか?」と質問されることもよくありますが、算数の解答のようには明確には答えられません。 私たちは、心の調子がいいときには、この混とんとした世界の中で、元気に生きていけます。ところが、心が弱ってくると、このあやふやさに耐えることができなくなります。 対人恐怖症の人たちは、「二人」の時は比較的自分の立場がはっきりしているからいいのですが、「三人」になると自分がどう行動していいいいのか戸惑い、不安になります。 心が元気なときには、苦しいこともあるけれど、楽しいこともある、まあなんとかなると思えるのですが、心の元気がなくなると、「生か! それとも 死か!」なんて考え始めてしまいます。 どんなことでも完ぺきにやり続けることなどできません。100点の時もあれば、80点の時もある。時には60点の時もある。悪い点だったら、それなりに善後策を考えればいいのですが、元気がなくなるとその余裕がなくなります。 世の中には、わからないことがいっぱいあって当然なのですが、悪質な破壊的カルト宗教などは、「全ての謎が解き明かされた!」などと言ってきます。 みなさん、もっと適当に、てきと〜に、生きましょうよ。 当サイト内の関連ページ |
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