今年の夏、車を買い替えまして、いまトヨタのハイブリッドカー「プリウス」に乗っています。
この車はガソリンエンジンと、電気モーターの両方を使って走ります。いつどちらの動力を使うかは、コンピューターが勝手にやってくれます。低燃費(ガソリンをあまり使わない)、低公害車(排気ガスが少ない)です。
この車は、燃費についての情報が画面に出せます。今の瞬間燃費(1リットルで何キロ走れるか)、過去5分ごとの燃費、それから給油してから次の給油までの燃費などもだせます。
私は特に環境保護派というわけではないのですが、こんな装置がついていると、やはり燃費を気にした走りをします。急発進や急加速をしない、環境に優しい走りです。ゲーム感覚で楽しくできます。
自分が何か行動したその結果についての情報がリアルタイムでフィードバックされる、これは心理学的に言って、行動改善のためにたいへん有効な方法です。
勉強でも、スポーツでも、仕事でも、努力が報われればやる気が出ます。やる気だけではなく、どのようにふるまったたいいのかが、わかるのです。
みんなで仕事をする場合、一人ひとりの仕事量が評価されないと、人は自然と力を抜いてしまいます。また、何かを学んでいるとき、今の方法で良いのかどうかがわからなければ、上達はしません。
行動の結果についての情報がきちんとフィードバックされるシステムを作りましょう。組織としてできないのならば、上司とか、親とか、教師が、個人的に配慮できるといいですね。
*やる気の心理学(動機づけ,学習意欲,労働意欲)
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