先日村上市にて開催された、「令和4年8月3日からの大雨による災害復興・防災シンポジウム 水害から命と暮らしを守る〜豪雨災害を振り返る〜」に、本学ボランティアセンターとして参加してきました。改めまして、被災された皆さまとそのご家族、関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
第1部の「感謝状贈呈式」では、令和4年8月に起きた水害への災害対応や支援に携わった様々な団体へ感謝状が授与されました。本学では、令和4年8月豪雨災害の際に、ボランティアバスを運行し、被災地域での家財道具の運び出しや泥かきといった現地支援や、災害ボランティアセンターでの運営業務等、微力ではありますが、支援をさせていただきました。この度、この活動を通じて村上市より、大変恐縮ながら、感謝状をいただく運びとなりました。どのくらいお役に立てたか分からない中で、こうしたお心遣いに頭が下がります。改めて準備してくださった皆様、本当にありがとうございました。
今後もできることを行動に移せるセンターでありたいと思います!!
第2部の「災害体験談パネルディスカッション」では昨年の水害での体験談をお聞きすることができました。55年前に起こった羽越水害での経験から、大雨の情報が入ったらすぐ、一軒一軒家を周り、窓を叩いて声をかけ、避難を促したそうです。災害時には咄嗟の判断が迫られること、過去から学ぶことは沢山あること、1人では何も出来ず、協力し合いながら助け合うこと、など、実際に経験されたからこそのお話を伺うことが出来ました。
第3部の防災講話では、新潟大学の田村教授より「水害から命と暮らしを守る」をテーマにお話がありました。自宅のハザードマップや外出先のハザードマップを確認し、その場所がどのような場所なのか、災害の種類によっては避難の仕方や対応も変わってくるので良く確認しておく備えが重要だとお話がありました。
今回、このシンポジウムを通して実際の経験者のお話しや過去の経験が今や未来に繋がること、教訓となることを改めて感じました。普段から知っておくこと、確認しておくこと、学んでおくことが咄嗟の時に生きる判断材料になると思います。今後もセンターとして他機関と連携し、情報収集を行うと共に、情報発信をしながら若い世代へ繋いでいきたいと思います!