新潟青陵学会第13回学術集会を開催しました

2021年11月6日(土)、新潟青陵学会第13回学術集会を開催いたしました。
2020年に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、今年度オンラインでのライブ配信にて開催いたしました。
これまで本学会としては取り組んだことのない開催形式となりましたが、学生や学会員の参加のほかに学外からの参加も多く、全体で約300名の参加者でした。オンライン開催とすることにより、気軽に、また身近に学会を感じていただけたのではないかと思います。

今回の学術集会メインテーマは「再考!いのちに寄りそう視点 子ども虐待の予防と家族支援」とし、基調講演には、武蔵野大学大学院 地域看護学研究科 中板 育美 教授をお招きして、「私だって愛したい!『親』の傍にいる意味 -愛されたかった親たちへ-」をテーマにご講演いただきました。
中板先生からは、保健師としての現場感覚を大切に、多くの実践に取り組まれているご経験と長年の研究成果から得た知見をもとに、対象者を尊重した関わり方等多くの示唆に富んだお話をお聞きすることができました。

午後のシンポジウムでは、新潟青陵大学大学院 看護学研究科・新潟青陵大学 看護学部 看護学科 坪川 トモ子 教授の司会進行のもと、看護・社会福祉・臨床心理の各分野の専門のお立場から「子どもの健やかな育ちのための親支援」をテーマに、新潟青陵大学大学院 臨床心理学研究科・新潟青陵大学 福祉心理学部 臨床心理学科 伊藤 真理子 教授、新潟市西蒲区 健康福祉課 巻地域保健福祉センター 所長 阿部 公恵 先生、新潟市児童相談所 家庭支援課 課長補佐 地引 文貴 先生からご発表いただき、参加者の皆様と活発な意見交換を行うことができました。

また、一般演題は初めての試みとして口演というスタイルで行い、多様なテーマでの発表がありました。発表者は在校生や地域で活躍している方であり、多くの方に参加していただき、活発な議論が行われました。

今回の学術集会は、オンライン開催や一般口演 等、初めての事づくしでしたが、準備の段階から当日まで皆様の多大なるご協力をいただき、盛況のうちに終えることができましたことを心より御礼申し上げます。

新潟青陵学会 第13回学術集会長
池田かよ子

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