すべての子どもの安心と成長のために
子ども発達学科の学び
伸びようとする芽を大切にします
すべての子どもが「自分らしく生きようとする力」や「伸びようとする芽」を持っています。子どもとは、力強い存在なのです。ただし子どもはまだ幼く、身体も小さく、知識もおとなほど多くありません。ですから「伸びようとする芽」を大切に守り、支え、温かく導く環境が必要です。そのための最善の環境や働きかけについて、いろいろな角度から学びます。学科の教員の中には、保育学、教育学、心理学、児童福祉学などさまざまな専門家がいます。それらを総合して、子どもの成長を支えるための方法を学びます。
子ども発達学科の教育体制
成長しあう人間関係の築き方を学びます
人間は生涯にわたって成長・発達し続ける存在なのだ、ということを表わすのに「生涯発達」ということばがあります。子どもだけでなく、親世代の人々も、お年寄りも、皆それぞれのライフステージで新しい課題に挑戦し、成長し続けています。おとなも子どもと同じように、皆「伸びようとする芽」を持っています。その芽を大切にし、お互いに成長し合える人間関係を築く力が、これからの社会で強く求められています。子ども発達学科ではこのような力を、講義やグループ演習、実習などを通して体験的に身につけます。
子ども発達学科がめざす姿
成長し続ける専門家をめざします
すべての子どもが安心して幸せに成長していく社会のために、何ができるだろう。子ども発達学科の究極の「問い」はそこにあります。そのためには子どもだけでなく、おとなの誰もが安心して成長を続けられる環境が必要です。子育てにストレスがあっても、仕事で失敗しても、年齢を重ねて身体が不自由になっても、私たちはお互いに気持ちを分かちあい支えあうことで、課題に挑戦し、成長することができます。そして社会全体が抱える課題に対しても、こうした多様な人々がそれぞれの視点から願いやアイデアを持ち寄ることで、解決策を見出し乗り越えていくことができるのです。子ども発達学科の卒業生はそのような社会をつくるための専門家集団です。子どもに関する専門職に就く人も、一般職に就く人にも共通する力です。