福祉心理学部

【社会福祉学科】子ども発達サポートコース

保育・社会福祉・心理で様々な人々を支援する

学びの特徴

Point1 保育士&社会福祉士のW取得が可能(人数制限なし)

福祉を幅広く学べるのが特徴です。全員が両資格W取得を希望でき、あらゆる福祉分野で相談職として活躍できる力を身につけます。国家試験対策も充実。3年次よりはじめる集中講義や演習、模擬試験など万全のバックアップ体制が整っています。

Point2 進路や関心に合わせた多様な学びと資格

保育士の他にも、認定心理士や社会福祉士受験資格、認定スクールソーシャルワーカー等について専門的に学び、資格を取得することが可能です。めざす進路や関心によって、様々な資格の組み合わせ方を選べます。

Point3 新しい時代に活きる力を学ぶ

Society 5.0 という語を聞いたことがある人も多いでしょう。これからはコンピュータやネットワーク、ロボットなどをどんどん活用していく時代です。子ども発達サポートコースではグループ演習などにICT(情報通信技術)を積極的に活用しています。操作方法を丁寧に解説しますので、「コンピュータは苦手」という人も全く心配いりません。

Point4 自分へのまなざしを学ぶ

小さな子どもだけでなく、みなさんのなかにも「伸びようとする芽」があります。子どもの成長や発達を支える方法を学ぶことは、みなさん自身のなかの「芽」に気づくことにもつながります。そして、自分の成長を温かく見守る態度を育てることにつながるのです。ぜひ4年間の学生生活のなかで、「こうなりたい」という自分の芽に気づき、伸びようとする力を信じ、自分自身に温かいまなざしを注ぐことを学んでください。

Point5 「体験」から「知識」を導く方法を学ぶ

日常のなかで、人は様々な問題に気づき、状況を良くしようと行動します。そこで重要になるのが、「問題の解決のしかた」や「他者との効果的なかかわり方」などに関する法則を、体験のなかから自分自身で導く力です。子ども発達サポートコースでは保育所、社会福祉施設での実習のほか、ボランティアやインターンシップなど豊富な学外体験の場が用意されていますが、それらの体験を材料にして、体験から法則を導き出す方法を学びます。その力は社会に出てからもみなさんを支えつづけます。

Point6 「社会福祉」と「心理」の分野も学べる

「社会の仕組みを理解し、すべての人の幸せを守るための技術や方法を探求する社会福祉系科目」、「相手の気持ちを理解する力を育てる心理系科目」を学部共通科目や他学科聴講科目で豊富に用意。深く関わり合う領域を学ぶことで、多角的な視点を身につけ、高度化する専門性へのニーズに対応できる能力を育みます。

  • めざす資格
    ■保育士 ■社会福祉士(国家試験受験資格)
    ■認定心理士
    ■認定スクールソーシャルワーカー ほか
  • 活躍のフィールド
    ■保育士 ■児童福祉施設・障害者福祉施設の支援員
    ■行政・施設の相談員、支援員 ■公務員
    ■一般企業 など

学生の声

社会福祉学科 子ども発達サポートコース※ 4年 吉川 侑治さん

社会福祉学科 子ども発達サポートコース 4年
吉川 侑治さん 新潟県 三条東高校出身

知識・経験・仲間・夢、すべてがここに
青陵で過ごしたすべての時間が、僕は好きです。1回目の保育所での実習は子どもたちと関わるだけで精一杯でしたが、2回目は余裕を持つことができ、特に障がいのある子どもやその保護者への対応を学ぶことができました。このときの経験から、障がいを持つ子どもに寄り添い、じっくり成長を近くで見守れる支援員になりたいと、進路が定まりました。学内の授業では専門的な知識を身につけることに加え、保育に応用できる遊びや人形劇、絵本の劇なども実際に体を動かしながら習得。講義のなかで学生が起業して保育所をつくった話を聞き、将来的な障がい児施設の運営に関心を持つなど、4年間で様々な刺激を受けました。課外活動にも積極的に参加し、オープンキャンパスでは、高校生の大学への興味と戸惑いが混ざる気持ちを察しながら、求める情報を提供しました。この気持ちを汲み取る過程はまさに福祉の勉強がつながっています。そして何より同じ夢を持ち、一緒に勉強してきた友人たちの存在は、自分にとって青陵で得たいちばん大きなものだと思います。

本学の特色ある授業

保育実践演習

社会福祉学科 齊藤 勇紀准教授

社会福祉学科
齊藤 勇紀准教授

4年生で開講されるこの授業では、保育に関するこれまでの学びを結集させて、現代の子どもや親が直面する課題を考察します。課題分析から始まり、解決策に関する討論、発表、質疑応答を行うなかで、協働で課題に取り組む価値も実感します。たとえば、子どもをたたいてしまうことに悩む父母がいたとしたら?「父母がそうしてしまう理由をどう考えればよいか、保育士としてどんな見通しに立って何ができるか」。パソコンの画面を共有しながら口々に意見を出し合い、それを共有画面に書き込んでいくうちに、やがてこのような図ができあがることがあります。一人ひとりの親や子を、心理、人間関係、保育や教育、福祉や保健の支援などの多面的な視点で捉えて初めて、最善の解決法が見えてくることに気づきます。討論では相手の考えをよく聞き、良いところを認めながら、自分の考えを伝えあいます。時に下級生とも合同で討論を行いますが、下級生は4年生の優しい気配りのなか、豊富な知識に刺激されつつ学び、4年生は下級生の素朴な疑問から着想を得るなど、豊かな相互作用が生まれます。学生同士のあたたかくていねいなコミュニケーションによって、コロナ禍でのオンライン討論も大きな実を結びました。距離が離れていてもこのような学びができる学生たちは、社会人となって働く地域が異なっても、共に研鑽し成長を続けることができるはずです。

保育実践演習

学修の流れ

2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、実習にも影響がありました。
直接現場で学ぶ機会は減りましたが、学内での演習などの代替策で懸命に実践力の向上に励みました。

  • ※実習時期については変更の可能性があります。

4年間の時間割例

1年次(前期)

  Mon Tue Wed Thu Fri
社会福祉原論Ⅰ 英会話 Ⅰ 老人福祉論Ⅰ 人体の構造と機能及び疾病 ソーシャルワークの基盤と専門職Ⅰ
スタディスキルⅠ 保育原理 外国語学習
ストラテジー
子どものことば遊び 介護概論Ⅰ
3   キャリアデザイン入門 IT活用演習Ⅰ ITと社会 子どもの運動遊び
子どもの保健 心理学 地域文化論 保育内容総論 地域連携と
ボランティア
    レクリエーション論 英語基礎  

2年次(前期)

  Mon Tue Wed Thu Fri
  障害者福祉論Ⅰ 目的別英語Ⅰ 児童臨床心理学 保育技術Ⅰ
乳児保育Ⅰ キャリアデザインⅢ 社会的養護Ⅱ ソーシャルワーク演習Ⅰ  
3 環境指導法 ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ     スポーツ Ⅱ
子どもの健康と
安全
児童福祉論Ⅰ 子どもの食と栄養    
  表現指導法 発達心理学Ⅰ   地域福祉論Ⅰ

3年次(前期)

  Mon Tue Wed Thu Fri
  子ども家庭支援論   ソーシャルワークの理論と方法Ⅲ  
福祉レクリエーション論 保育実習指導Ⅱ 心理学概論 福祉サービスの
組織と経営
 
3 子ども家庭支援の心理学   障害児保育   ソーシャルワーク演習Ⅲ
  家族心理学   卒業研究Ⅰ 公的扶助論
         

4年次(前期)

  Mon Tue Wed Thu Fri
  保健医療社会学      
      文学 保育実践演習
3 ソーシャルワーク演習Ⅴ 家族福祉論 ソーシャルワーク実習指導 人の生と死  
         
社会福祉特別演習 卒業研究Ⅱ      
  • ※時間割は一例です。