ブックタイトル看護学研究科 看護学専攻(修士課程)
- ページ
- 6/8
このページは 看護学研究科 看護学専攻(修士課程) の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 看護学研究科 看護学専攻(修士課程) の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
看護学研究科 看護学専攻(修士課程)
5 海外研修旅行 大学院生の声 修士論文中間発表会参加した大学院生の感想森田 千穂平成27年度入学母子看護学研究分野【 大学院へ進学した理由 】現在、病院の外来に勤務し、消化器内科で診察の介助を行っています。仕事に追われ、経験年数だけが増えていく中、もっとスキルアップをしたいと考えていました。そんな時職場で開催された当大学院の説明会で詳しい話を聞き、進学を決めました。慢性疾患をもつ患者が増えセルフケアが必要となってきます。大学院で成人看護、慢性看護を専門的に学びたいと思います。【 研究テーマ 】患者が「がん告知」を受け、受容するプロセスでの看護の関わりについて研究したいと考えています。時代の経過としてがんの告知率の増加、入院の短縮化などにより検査も外来通院で行われることが多くなり、外来での告知の場が多くなってきていると思われます。受容するプロセスの経過で患者がどのように自宅で療養生活を送り、意思決定していくのか調べていくつもりです。【 大学院生活について 】看護職として、立場や働く場が異なる同期生と出会うことができ、幅広い交友関係ができました。また講義では、先生や院生の方々と有意義なディスカッションができ自分の知識の幅が広がりました。【 大学院へ進学した理由 】現在病院の地域連携室で、近隣の医療・介護機関と連携し、受診・受療援助や退院へ向け適切な療養生活を送るための相談・調整等の業務をしています。また、地域の保健医療福祉関係者で構成される地域包括システムづくりにも参画しており、広い視野でマネジメントできる力を付け、自分自身に自信を持ち、地域活動に活かしたいと考え進学を志望しました。【 研究テーマ 】「退院支援介入後に在宅療養を決定した家族にもたらす訪問看護師の影響を考える。」というテーマで研究を進めています。療養者の退院後、在宅介護を行っているご家族にインタビューしまとめています。【 大学院生活について 】いろいろな立場で看護師として活躍している方たちとディスカッションしたり、一緒に学べる環境が楽しいです。2月には海外の看護管理を学びにタイ王国に行き、異国の文化や風土が看護師に大きな影響を与えることを実感。日本の良いところの再発見と課題を見出せた旅になりました。【 大学院へ進学した理由 】私は今、臨床を離れ、大学で看護基礎教育に携わっています。大学での教育では、今まで臨床で経験して学んだことに加え、理論的に物事を考える力や自分の思考を言葉や文章にして表現する力が必要なのではないかと感じ大学院に進学しました。大学院で身につけた思考や研究手法をもとに、経験だけでなく理論や幅広い知見にもとづいた教育を提供できるように日々精進したいと思います。【 研究テーマ 】合併症をもつ妊婦さんがより安全で安心して充実した妊娠生活を過ごし、満足した出産やその後の育児に取り組めるようにするにはどのような看護が必要か探求していきたいと考えています。【 大学院生活について 】様々な分野・立場で活躍している同期生とともに学び、議論したり、様々な経験談や看護観を話し合えるのはとても刺激的で充実しています。忙しい日常業務から一歩離れて、日々行っていたケアの意味を考えたり経験を振り返り、学び直しが出来ることがとても良かったと感じます。樋口 久仁子平成27年度入学成人看護学研究分野伊藤 由刈平成26年度入学看護管理学研究分野看護の現状・課題・動向を知ることを目的としたタイ王国看護研修を実施、研究科の院生4名と教員2名が参加しました。研修ではタイ王国の医療事情および看護事情の講義とともに、いくつかの病院見学を行いました。タイ王国の医療・看護事情では、島国日本と異なり、隣りあった国があることでの問題を抱えていること、看護教育がすべて4年制大学であること、卒業とともに看護師と助産師国家試験受験資格が得られることなど、興味深い日本とのさまざまな違いを知ることができました。この研修を通して他国の人々の考え方、文化と習慣・国内事情などについて知識を深めると同時に、高いコミュニケーション能力と国際的な視野が身につきました。今後の研究の進展が期待されます。平成28年3月3日、「平成27年度看護学研究科修士論文中間発表会」を開催し、研究科の6名が選択分野の学修を踏まえ、自らの研究課題について発表しました。参加した他の院生や教員から質問やアドバイスが活発になされ、今後の研究を進めていく上で示唆を得ることができたと思われます。緊張感の中にも終始和やかな雰囲気の中で無事中間発表会を終え、今後は研究をさらに発展させ修士論文の作成に取組むことになります。最後に、発表会終了後は院生の1年生との交流会をもち、学修に関する情報交換やタイ王国の研修旅行に参加した院生から報告がなされました。研修では、タイ王国の看護教育、免許更新制度、看護管理、待遇に関したくさんのことを学ぶことができました。また、助産師の立場からタイの分娩状況を知り、助産師活動においてすることがたくさんあること、BFH活動としてアジア地域の連携の可能性を感じることができました。海外研修では、文化・価値観の違いを実際に体験から、視野を広げることの重要性と英語力の大切さを痛感しました。これからは、可能な範囲で学習を重ねながら視野を広げるような努力をしたいと考えます。 巳亦圭子(平成27年度入学)