心理学総合案内「こころの散歩道」/少年犯罪の心理(少年事件、非行の犯罪心理学)

ゆりかもめ線駅爆破事件

 ゆりかもめ線駅構内で発生した罰は辻件(2002.7.24)で、26日16歳高校2年生のの少年が爆発物取締法違反容疑で逮捕された。少年は、以前からロケットや爆発物に興味を持っており、爆弾を仕掛けた理由を、「試したかった」「目立ちたかった。東京でやればテレビニュースや新聞で大きく取り上げられると思った」などと供述している。
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 少年は、以前から爆発物に興味があり、具体的な爆弾の製造方法などは、ネットを通しても学んだようです。できあがった爆弾を人に見せびらかしたり、ネット上で予告めいた発言をしていたという情報もあります。
 爆弾に興味を持っている少年がいるという通報を受けて、警察が少年のところへ向かったところ、あっさりと犯行を認め、逮捕されました。
 少年は、母親と二人暮し、化学好きのおとなしい少年と思われていました。犯行は、学校行事として参加した進路説明会の帰りに行われたものでした。
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 爆弾事件などというと、私たちは乱暴そうな犯人像を思い描いてしまいますが、むしろおとなしいタイプの少年だったようです。人を殺傷する意図はなかったようです。
 私たちは、みな弱さを持っています。何とかして強くなりたいと思います。強くなり、尊敬され、愛され、注目されたいと思います。
 その方法として、社会に認められるような方法、勉強や仕事やスポーツなどの方法が取れる人は良いですし、特別なことを考えなくても、注目され愛されている実感を持つ人も、苦しまなくてしみます。
 しかし、愛を注目を求めているのに、得られない人は、苦しみ、時には犯罪的な方法を使っても、「目立ちたい」などと考えてしまいます。
 目立ちたいために、腕力を誇示する人、ウソをつく人、暴走など派手な行為をする人もいます。そして中には、強力な「武器」を持つ人もいます。
 ピストルやナイフをほしがる人。あるいは、腕力に自信がなかったり、もっとクールな人間は、たとえば「毒物」や「爆弾」などを持とうとします。
 この少年もそうだったのでしょうか。たしかに、多くの男性が兵器に魅力を感じることはあります。造形美や、強さにあこがれるからです。しかし、少年にとって、爆弾は、それ以上の意味があったのかもしれません。彼にとっては、自分を強めてくれる道具であり、同時に、まるで友人のような存在だったのかもしれません。
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