心理学総合案内こころの散歩道/自殺の心理/急増中高年の自殺1


絶望のふちで1
急増する中高年の自殺
(朝日新聞99.9.28)を読んで


 1998年の自殺者数は、前の年より35%も増え、とうとう3万人を超えてしまいました。毎日、90人の人が自殺しています。特に中高年の自殺が急増しています。それにもかかわらず、日本の予防対策は遅れていると、朝日新聞は述べています。

 自殺をする人たちは、心の弱った「自殺の準備状態」にあります。自殺者の5割がうつ病であったという報告もあります。

 朝日新聞は、新潟県の取り組みを紹介し、うつ病の早期発見が自殺予防に効果があったと報告しています(うつ病の人との接し方 家族ために:症状、治療、自殺予防)。

 私は、新潟県在住なのですが、残念ながら新潟は自殺の多い県です。特に高齢者の自殺が多いようです。しかし、前述のような取り組みを始め、多くの関係者のの努力によって自殺予防の効果が上がっています。

 「新潟いのちの電話」の公開講演に参加したことがあります。そこでは、新潟で自殺が多い原因の一つは、「まじめで努力を重んじる県民性」にあるのではないかと述べられていました。

 人に迷惑をかけないように、しっかりと一生懸命生きてきた。それが、年をとり、以前のように働けなくなり、家族に迷惑をかけるようになった。そんな自分に耐えられず、自殺してしまうのでしょうか。

 「だらしなく生きてもいい、人に迷惑をかけてもいい、そう思いましょうよ。」と語っていました。

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