アメリカ生活


驚きのアメリカ文化

生活様式

 アメリカの家では土足が普通と聞いたことあるかと思います。それに加えて、アメリカの家では部屋のドアは基本閉めません。就寝する際や着替えをするとき以外はドアを開けておきます。玄関からキッチンまでドアが無い家庭多いです。日本の家では玄関からリビングに入る時にドアや障子など何かしらの仕切りがありますが、ドアがないことで家族の距離を縮めているのだと思います。

優しい社会

 アメリカに住んでみて思ったことは、全ての人が過ごしやすい街づくりがされているという点です。スロープボタン式のドアが多く、普段道を歩いていて電動車椅子の方とすれ違うことが多々ありました。日本ではあまり見ない光景だったため驚いた記憶があります。一番驚いたことはバスです。アメリカの公共バス折り畳み式の席があり、席を折り畳むとフックが出てきます。そのフックに車椅子を引っ掛けて動かないように固定することができます。また、バスは車高を上下させ、電動でスロープを設置することが可能です。そのおかげで車椅子利用者だけでなく、ベビーカーを押すお母さんや高齢者の方の乗車がスムーズになるのです。


キャッシュバック

 薬局でデビットカードで支払いをした際「キャッシュバックしますか?」と言われ、何かのキャンペーン中でお金が返ってくるのだと思い、「はい」と答えて現金をもらいました。しかし、本当は「銀行からお金を引き出しますか?」という意味だったのです。アメリカではスーパーや薬局などのレジが銀行との仲介役を果たし、デビットカード使用者に対してお金の引き出しを可能にしているのです。つまり、銀行にわざわざ行かなくても近所のスーパーで簡単にお金が引き出せるということなのです。これはとても便利だと思いました。

コミュニケーションを取る機会が多い

 アメリカではいろいろな人とコミュニケーションを取る頻度が高いです。例えばスーパーで会計をする際には、店員さんから How's it going?” と聞かれます。「調子はどうだい?」という意味ですが、どのお店に行っても必ずと言っていいほど言われます。また、帰り際には Have a nice day!” 「良い一日を!」と言ってくれます。日本では店員さんがお客さんに「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と一方的に話しかけているイメージがありますが、アメリカでは会話のキャッチボールを店員と客の立場で行うのです。これには驚きました。

 また、レストランでは1つのテーブルを1人のウエイターが担当し、注文を取り、料理を運び、食事中に問題はないか確認してくれます。お店で働く人と世間話をしているお客さんも結構います。私も実際に「可愛い服ね」「そのリングどこで買ったの?」と話しかけられました。日本人の察してもらう低コンテクスト文化と対照的な、伝えることを重要視する高コンテクスト文化は、とても興味深かったです。

メニューに写真が無い

 アメリカのレストランのメニューにはあまり写真がありません。その代わりに、その料理に何が使われているかが細かく書いてあります。例えば、玉ねぎ、ピクルス、チーズ、牛肉、などの記載があり、アレルゲンのものや、苦手なものが入っていれば一言言うだけで抜いてくれます。日本のように「見た目重視」ではなく、「内容重視」なのがアメリカです。


お持ち帰りボックス

 アメリカでレストランへ行くと、驚くほどの量の料理が出てきます。アメリカ人ですら食べきれない量なので、大抵どのお店にも持ち帰り用の発泡スチロールでできたボックスが置いてあります。 Can I have a box?” と店員に一言掛けると持っててくれます。「もったいない文化」が染みついている私にとってはこの文化がとても嬉しかったです。この持ち帰りができるということを知ってから無理をして食べることが少なくなりました。そして、持ち帰りの文化は日本にも取り入れるべきものだと感じました。


ゴミの収集

 ゴミの収集については、決まった曜日にゴミ収集車が回収をします。その曜日になると道路にゴミ箱が並べられます。なぜかと言うと、ごみ収集車は各家の前に出されたゴミ箱ひとつからゴミを回収していくからなのです。初めてゴミの日に外へ出たときは、それぞれの家から同じ色と形をしたゴミ箱が大量に出ていて少し異様な光景でした。

 またアメリカの学校の教室には、ペットボトルと燃えるゴミの2つのゴミ箱が置いてあります。ゴミに関してもそれぞれの国の文化があると感じました。


親切な人々

 渡米前に母にミルクキャップを買ってくるようお願いされた私はパイクプレイスマーケットでたくさんのお店に聞いて回りました。まず始めに行ったお店では、事前に調べてから行ったのですが、取り扱っていませんでした。しかし、そのお店の店員さんから「あのお店なら取り扱っているかもしれない」という情報をもらい、言われたお店に行きました。この流れを何度か繰り返し結局は見つからなかったのですが、取り扱っていないからといって終わるのではなく、どのお店も「あそこならあるかも」と教えてくれたのです。人情のあつい人々だと感じた出来事でした。


イベント

ハロウィン

 アメリカでも大きなイベントのつであるハロウィンを体験してきました。日本でいうところのお盆にあたるハロウィンですが、子ども達はもちろんのこと大人も仮装をして楽しみますGRCでもハロウィンのイベントがあり、参加してきました。私と矢田さんで日本のお化けをコンセプトに貞子とトイレの花子さんに仮装しました。ハロウィンシーズンになるとパーティーグッズのお店にたくさんのハロウィングッズが置かれるので、そこで血糊や小物を買って、衣装を自作しました。すれ違う人から結構リアクションをもらえたので頑張った甲斐があったなと思いました。また、家には近所の子ども達が訪ねて来て ”Trick or treat!” と元気よくお菓子をもらっていました。皆気合の入った仮装をしていてドアのベルが鳴る度にわくわくしました。


サンクスギビング

 収穫祭を意味するサンクスギビングではリベランド家でパーティーをしました。ルームメイトも友達を呼んで10人ほどで一緒に食事をしました。食事の前には “I'm thanksful for....” と感謝をしたい人の名前を伝え合いました。普段なかなか感謝を伝える機会を持たないので、とても素敵な祝日だと思いました。また、この日はほとんどのお店が閉まっています。それぞれがそれぞれの家で家族と過ごすためです。このように家族との時間を大切にするアメリカの考え方はとても素晴らしいものだと思いました。




クリスマス

 12月に入ると、マザーが巨大なクリスマスツリーを買ってきました。それが部屋の一角に設置され、クリスマス前にルームメイトと飾り付けをしました。飾りの中には以前ホームステイをしていた人からもらったキーホルダーや、マザー達が旅行先で買ったお土産など、様々なものがありました。思い出話を聞きながら皆で飾り付けをして楽しかったです。クリスマス当日にはクリスマスツリーの下にたくさんのプレゼントが置いてありました。皆でツリーの近くに集まってプレゼントを開け、嬉しくて声を上げたり、早速使ってみたりして楽しい時間を過ごしました。




 イベントがあると街も盛り上がります。大型商業施設やスーパーなどはイベントごとに綺麗な装飾を施したり、キャンペーンをしたりしていました。そのイベントの時期限定の商品が売られているのでついつい欲しくなってしまいます。


バレンタイン時期のスーパー


冬休み

 1ヵ月程ある冬休みの間に2泊3日でカルフォルニア州のロサンゼルス旅行行ってきました。飛行機のチケット、ホテルの予約、現地のツアー予約などを全て自分達だけで行いました。


1日目

 1日目はほぼ移動だけで、唯一、夕ご飯を食べにメキシコ料理のお店に行きました。そこの店員さんがとても親切な方で、何を食べるか迷っていたところ、リトーという料理をおすすめされたので注文しました。とても美味しかったです。この店員さんは何度も不足が無いか確認に来てくれ会計前には握手を交わし、笑顔で見送ってくれました。このような経験はアメリカならではだなと感じた出来事でした。


ブリトー


2日目

 2日目は日本人のツアーガイドさんと一緒にロサンゼルスを観光しました。一度は聞いたことがあるような場所や、テレビでもよく見る場所に行くことができるなんて、と不思議な気分でした。ツアーガイドさんと回ることで安全ではありますが、時間が限られていたため、現地の人と接する機会は少なかったです。それでもたくさんの観光地へ足を運ぶことができとても充実した日を過せました。



サンタモニカビーチ

ハリウッド



ウィル・スミスの足型とメッセージ

グリフィス天文台


3日目

 3日目のお昼には、2日目でお世話になったツアーガイドさんおすすめのハンバーガー屋でハンバーガーを食べました。アメリカのほとんどのファストフード店では飲み物のおかわりが自由です。食べ物の量が多いからではないかと思います。これで本当に人分なのか疑問になるぐらい多いです。この量に慣れ始めてしまうと体重増量の道へまっしぐらなので気をけましょう。


これで人分のセット



 短い旅行ではありましたが、異国の地で自分達だけで旅行をしたという事実に達成感と満足感を感じた数日間でした。


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