新潟青陵大学第3回現代GPフォーラム(成果報告会)開催しました

 平成22年3月13日(土)に「メンタルフレンド活動による地域福祉展開〜成果報告」をテーマに新潟グランドホテル「悠久の間」において「新潟青陵大学第3回現代GPフォーラム」を開催しました。日本臨床心理士会々長として内外学会やメディア等で活躍されている村瀬嘉代子氏による基調講演のほか、福祉実践現場の皆様,本学学生・教員によるメンタルフレンド活動3年間の総括報告を行いました。

会場の様子 会場満員の来場者 基調講演の始まり
清水学長の開会挨拶

 文部科学省平成19度現代GPに採択され、3年間の取組総まとめの本学主催第3回GPフォーラムには、教育関係、福祉・心理・司法関係、行政関係、一般市民・学生の方々など、会場定員一杯の250名の皆様が参加されました。(一部申込をお断りした皆様にはお詫び申し上げます。)

 冒頭、本学の清水不二雄学長(本取組推進代表者)より挨拶があり、現代GP活動3年間の意義と本取組の具体的成果である「新潟青陵大学ボランティアセンター」開設の説明がなされ、フォーラムを開会しました。

村瀬先生ご講演の様子

 第一部の村瀬嘉代子氏(日本臨床心理士会長,北翔大学・大正大学教授)による基調講演では,心理的援助の本質として「人を人として遇する生き方」「ソーシャルワーク・カウンセリング・サイコセラピーの特徴と相違」,治療者としての「共感・行為,観察・思考」,援助展開過程の「一人称・二人称・三人称的視点,同時並行する俯瞰と焦点化」などのお話しと共に,先生の調査結果から「クライエントが求める援助者像」について深くて優しい語りでご講義いただきました。また,発展途上にある人々に関わる際の留意点として「援助者に求められるもの」「つなぐという言葉が内包するもの」などを貴重な事例紹介と共にお話しいただきました。「子ども援助の営みは『迅速に,大量に,均質に,巧みに』という原理になじまず,原則やマニュアルに囚われない『よき創造性』を持つことが大切である」というまとめのお言葉が印象的でした。

 続く第二部の成果報告では、活動現場から新潟県若草寮の伊藤信行主査,新潟市児童相談所の田代健一所長補佐,本学からは中村恵子教授、鈴木研究員,そして福祉心理学科4年生の石黒礼子さんが調査研究や実践活動の発表を行いました。

進行スタッフ席

 鈴木研究員からは活動3年間の実績報告があり,中村教授からはメンタルフレンド活動の成果として「自己の成長や癒しなどの効果が大きく、地域貢献としての期待も高い」と発表がありました。続いて石黒さんから「子どもやスタッフなど多くの人と関わることができ,学生同士の交流が深まった。イベントの企画や進行をすることで自分を活かすことができた。」などが報告されました。また,田代補佐からは「楽しい時間を他者と共有することの治療的効果とコミュニケーションや行動範囲の拡大などによって学校生活(登校)の獲得につながった。」とのお言葉をいただき,伊藤主査からは施設におけるメンタルフレンド活動の意義と共に「学生参加型の子ども支援システムを福祉現場と共同で開発し定着させていく」ことの重要性を指摘いただきました。

成果報告の皆様

講師紹介:平川教授 活動報告:鈴木研究員 実践報告:石黒さん
研究報告:中村教授 現場報告:田代様 現場報告:伊藤様

 参加者の皆様からも終了後のアンケート等をとおして貴重なご意見をお聞きすることができ、本学社会貢献活動の今後展開に大変参考となるフォーラムとなりました。スタッフ一同,ますます地域における本学の役割が大きくなることを自覚しつつ、2010年4月から開設される「新潟青陵大学ボランティアセンター」を発展充実させて参ります。

当日プログラムはこちらから(PDF480KB)