
学びの特徴
Point1 保育士&社会福祉士のW取得が可能
福祉を幅広く学べるのが特徴です。全員が両資格W取得を希望でき、あらゆる福祉分野で相談職として活躍できる力を身につけます。国家試験対策も充実。3年次よりはじめる集中講義や演習、模擬試験など万全のバックアップ体制が整っています。
Point2 実践力と専門性を高める学び
正課の実習のほかに、放課後児童クラブ実習(2年次)や過疎地の保育を学ぶためのフィールドワーク(4年次)など、多様な実践の現場を用意しています。またボランティア活動や地域の子どもたち対象の学習支援、子ども食堂の運営など、積極的に課外活動に参加する学生が多く、多様な学びの場を通して大きな力をつけていきます。
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- 取得可能な資格
- ■保育士 ■社会福祉士(国家試験受験資格)
■認定心理士
■認定スクールソーシャルワーカー など
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- 活躍のフィールド
- ■保育士 ■児童福祉施設・障害者福祉施設の支援員
■行政・施設の相談員、支援員 ■公務員
■一般企業 など
学生の声
授業・教員紹介
障害児保育

社会福祉学科
齊藤 勇紀准教授
保育室を走り回り、友達に乱暴をしてしまう子どもがクラスにいたとします。私たち大人は、“落ち着きのない子ども”“乱暴な子ども”と捉えるかもしれません。この授業では、大人の価値観による一方向的な子どもの捉え方を変えることから始めます。私たちの物事の理解や捉え方は個々に異なります。同様に、子どもたちの育ちも多様です。子どもの育ちの多様性を理解し、すべての子どもが学び合えるインクルーシブ保育の在り方を学生と教員が相互に学び合います。学びの最終目標は、子どもとご家族の想いに即した「個別の指導計画」の作成です。最新の知見を基に、子どもの成長を支える意図的・計画的なかかわり、改善の方法を追求していきます。
学修の流れ
Topics 1 理論と実践が出会う

新潟青陵幼稚園の見学、保育所観察実習と準備を重ね、合計3回の本実習に臨みます。
理論的な学びと実践場面での学びが重なるとき、深い洞察が生まれます。
Topics 2 卒業研究Ⅰ・Ⅱ

3年次から継続して進めます。
指導教員の専門領域は保育学・教育学、児童福祉、社会福祉、心理学、健康と身体表現など、多岐にわたります。
自信を持って向学心に応えます。
Topics 3 進路サポート

保育士をめざす人のための特別講座や、社会福祉士の国家試験対策講座が開講されます。
また社会福祉系、教育学系、心理学系大学院などへの進学もサポートします。
Topics 4 得意分野を追求する

保育士に加えて社会福祉士、あるいは認定心理士、レクリエーション・インストラクター、
介護職員初任者研修課程など、関心に合った資格取得により得意分野のある専門家として活躍できます。
4年間の時間割例
1年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 社会福祉原論Ⅰ | 英会話 Ⅰ | 老人福祉論Ⅰ | 人体の構造と機能及び疾病 | 社会福祉 援助技術総論 |
2 | スタディスキルⅠ | 保育内容総論 | 外国語学習 ストラテジー |
子どもの言葉遊び | 介護概論Ⅰ |
3 | 保育原理 | キャリアデザイン入門 | IT活用演習Ⅰ | ITと社会 | 子どもの運動遊び |
4 | 子どもの保健 | 心理学 | 地域文化論 | 地域連携と ボランティア |
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5 | 表現指導法 | レクリエーション論 | 英語基礎 |
2年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 障害者福祉論Ⅰ | 児童臨床心理学 | 総合表現技術 | ||
2 | 乳児保育 | キャリアデザインⅢ | 社会的養護内容 | 発達心理学Ⅰ | |
3 | 環境指導法 | 社会福祉 援助技術論Ⅰ |
社会福祉 援助技術演習 |
スポーツ Ⅱ | |
4 | 小児保健演習 | 児童福祉論Ⅰ | 子どもの食と栄養 | ||
5 | 社会保障論Ⅰ | 韓国語会話 |
3年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 家庭支援論 | 目的別英語Ⅰ (福祉) |
社会福祉援助技術論Ⅲ | ||
2 | 福祉レクリエーション論 | 心理学概論 | 社会福祉運営論 | ||
3 | 保育心理学演習 | 相談援助演習Ⅰ | |||
4 | 保育実習指導Ⅰ | 家族心理学 | 地域福祉論Ⅰ | 卒業研究Ⅰ | 公的扶助論 |
5 | 障害児保育 |
4年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 保健医療社会学 | ||||
2 | 文学 | 保育実践演習 | |||
3 | 相談援助演習Ⅱ | 家族福祉論 | 社会福祉援助技術現場実習指導 | 人の生と死 | |
4 | |||||
5 | 社会福祉特別演習 | 卒業研究Ⅱ |
- ※時間割は一例です。
社会福祉学科 子ども発達サポートコース 4年
田村 友樹さん 新潟県 新潟第一高校出身
福祉の多面性を学び、 新たな道が開けた
4年間の学びから、僕の視野や価値観には驚くほど大きな広がりが生まれました。入学時は保育への関心が高かったのですが、実習を通して興味がわいたのが障がい者福祉の分野。利用者さんの表情や、思いを丁寧に汲み取る傾聴から気持ちを読み取り、方法を変えながらアプローチすることで、適切な支援に結びついたときに手応えを感じました。実習では一般の就労をめざす利用者の方の特徴に留意して、作業スピードを上げる支援計画の立案・実践に挑戦しました。さらに海外研修でフィリピンの貧困地域で現地の子どもたちへのボランティア活動に参加し、様々な価値観を受容する姿勢が身についたと感じています。将来は学んだ保育の技術も活かして、障がいを持っている子たちのサポートなどにも取り組んでいきたいです。