カリキュラム紹介

授業紹介
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- 看護ケアマネジメント論
- 対象者・家族が地域のなかで、支え合いながら健康を保つために、地域や組織をみる、個々のニーズを把握する、そしてケアマネジメントする、という「人・地域・社会」全体を見わたした視点で展開される看護について学びます。
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- 基礎看護実践論Ⅰ~Ⅴ
- 看護技術の根拠を学ぶ講義と、看護師-患者役の両方を体験する演習を組み合わせた授業です。一人ひとりの患者さんに必要な看護を、具体的に考え、実践するための技術を身につけます。
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- プライマリヘルスケア論
- 個人-地域の健康問題を解決するために施策をつくるという保健師に必要な技術を、ケースメソッド演習でグループメンバーと考えながら身につけていきます。
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- 助産診断実践論Ⅰ~Ⅳ
- 妊娠・出産する人や生まれたばかりの赤ちゃんのケアに必要な理論と技術を身につけます。また、母子と家族が健康に過ごすための指導や相談活動の実際を学びます。
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- 教職実践演習(養護教諭)
- 4年間の養護教諭に関する「学びの軌跡の集大成」として、教師という仕事の意義や養護教諭の役割についての理解を深めるとともに、養護教諭として働くための実践的な力を身につけます。
授業・教員紹介
母子看護学概論

看護学科
渡邊 典子教授
母子看護学概論では、小児看護学概論と母性看護学概論を学修します。小児看護学概論は、生まれてから大学生の手前までの成長発達過程を、心と身体の両面から系統的に学びます。子どもの健康的な生活は、子どもの生命を守ることに直結しますので、小児看護の専門性をじっくり学びます。
人間は、種の保存と繁栄のため生殖行為によって、赤ちゃんを産み、母親と父親になり、家族を形成します。母性看護学概論はそのプロセスと支える社会のシステムを学びます。また、女性の性周期のメカニズム(月経と排卵)と月経開始から無くなってしまうまでの身体の変化、さらに、男女ともに次世代に生命をつなぐための健康と看護について学びます。
大学生のみなさんにとって身近な内容で、かつ将来の健康と人生設計に大いに役立つ内容です。
看護学概論

看護学科
菅原 真優美教授
人間は動く、食べる、学校へ行く、お風呂に入る、眠るなどを繰り返して生活していますが、生活の仕方は人によって異なり、その範囲も多岐にわたります。しかし、病気や怪我が原因でからだやこころの機能がはたらかなくなると、日々の生活に支障が生じます。さらに、健康に問題が発生すると、人は驚いたり、冷静を装ったり、落ち込んだり様々な反応を示します。そこで、看護職は多様な生活を営む一人ひとりのからだとこころの状態に合わせ、健康の回復に向けた支援を提供します。そのためには、そのとき、その場面の相手の状況を理解し、必要な支援を考え、実践することが重要です。看護学概論では看護の実践に必要な基本的知識となる「人間」を理解する手がかり、「健康」の意味、人間と健康を取り巻く「環境」、そして「看護とは何か」について学びます。1年生のフレッシュな感性で学修に取り組み、「自分で考え、行動できる看護職」の第一歩となることを期待しています。
公衆衛生学

看護学科
中平 浩人教授
「公衆衛生」と聞いて何を思い浮かべますか?授業は1年生を対象に、10月からはじまる後期に行われます。入学後半年経っていますが、履修生の多くが授業のイメージをつかめず戸惑います。しかし、授業が終了する2月頃には、日本人の「人口構成、出生状況、傷病構造、死亡状況、平均余命、受療状況、医療制度、疾病予防、国際保健、健康増進、生活習慣改善、環境影響」などを理解するようになります。そして、授業で学ぶ知識は、実は日常生活と密接に関連していて、将来の看護師、保健師、助産師および養護教諭としてだけではなく、一人の国民としても必要だと気づきます。例えば、「新型コロナウィルス」が社会を騒がせても、公衆衛生学的視点で事態の本質を捉えられるようになり、冷静に対応できるでしょう。さらに、これまで持っていた日本人に関する知識のいくつかが、大きな勘違いだったと痛感するでしょう。そんなちょっと不思議な授業です。
4年間の時間割例
1年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 看護学概論 | 人体の構造と機能 | スポーツⅠ | ||
2 | 英会話Ⅰ | 心理学 | |||
3 | スタディスキルⅠ | キャリアデザイン入門 | 外国語学習 ストラテジー |
コンピュータ概論 | 感染免疫学 |
4 | 看護生理学 | 生物学 | 地域文化論 | ICT演習Ⅰ(基礎) | 地域連携と ボランティア |
5 | ドイツ語入門 | 統計学 |
2年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 成人看護学Ⅱ | 母子看護学概論 | |||
2 | 公衆衛生 看護学概論 |
基礎看護実践論Ⅲ | 基礎看護実践論Ⅳ | 教育本質論 | |
3 | 臨床医療論Ⅴ | 成人看護学Ⅰ | 薬理学 | スポーツⅡ | |
4 | 臨床医療論Ⅵ | 精神看護学概論 | 臨床医療論Ⅳ | 英語情報発信 (発展) |
母性看護学 |
5 | 精神保健学Ⅰ |
3年次(後期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 社会調査論 | 看護研究Ⅰ | 産業看護学 | ||
2 | リエゾン精神看護論 | 養護概説 | 公衆衛生看護 展開論Ⅲ |
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3 | 在宅看護学/ 在宅看護実践論 |
看護論演習 | 保健医療・ 福祉行政論 |
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4 | 看護管理学 | 産業看護学 | 生命倫理学 | ||
5 | 国家試験対策 | 保健医療統計学 |
4年次(前期)
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1 | 保健医療社会学 | 在宅看護学 実習 |
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2 | 国家試験対策 | 文学 | |||
3 | 人の生と死 | 在宅看護学 実習 |
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4 | |||||
5 | 看護研究Ⅱ |
- ※時間割は一例です。