卒業生のメッセージ

卒業生のメッセージ(幼児教育学科)

新潟青陵大学短期大学部 幼児教育学科卒業生

※所属等はすべて取材当時のものです。

布川 美帆さん 幼児教育学科 2015年度卒業

NPO法人アキハロハス Akiha森のようちえん
布川 美帆さん
幼児教育学科 2015年度卒業
新潟県 新津高校出身
取得資格: 幼稚園教諭二種免許状/保育士/社会福祉主事任用資格/マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)[Word・Excel]

自然の力を借りながら子どもの力を信じ、見守る
森のようちえんでは、新潟市秋葉区の公園、湖、滝、川、里山を活かして子どもたちが自由に遊ぶ時間で1日が構成されています。そんな自然のなかで毎日、3歳児から5歳児の子どもたちと過ごしています。季節ごとに変化する森のなかを散歩しながら、子どもが見つけたものや感じたことを大切にしながら保育をしています。園のなかだと「環境設定」として用意することも、自然そのものがすでに「環境」としてあり、子どもたちはそこで様々なことを発見していきます。たとえば昆虫に興味を持ち、土を掘れば昆虫が出てくることを知った年少児も、やがて年長になると自ら図鑑で細かく調べるまでに成長します。「この木の実は食べられるよ」と年長児が年少児に教えることもあり、自然のなかで何かに出会う瞬間にそばで見守ることができるのが、私のやりがいにつながっています。
また、ここでは保育者は子どもがすることにすぐに手を出さず、その力を信じて見守ります。“木登りではこのくらいが限界かな”と自分で判断すること、けんかでは“なぜ怒ったのだろう”と相手の気持ちを考えたりと、まずは自分ですることを尊重し、必要に応じて支援していきます。手を出さないことはその分気力も必要ですが、自分で経験して学ぶことが子どもの成長につながっていくと感じています。
改定された国の保育指針では新たに非認知能力(目標に向かってがんばる力、お友だちとうまく関わる力、感情をコントロールする力など)を重視しています。自然のなかでこそ、それはおのずと身についていく力だと考えています。のびのびと成長し、誰かに優しさを持って接する子どもたちに3年間通して関わっていけるのは、保育者として大きなよろこびです。

保坂 安美さん 幼児教育学科 2012年度卒業

十日町市立高山保育園
保坂 安美さん
幼児教育学科 2012年度卒業
新潟県 十日町総合高校出身
取得資格:幼稚園教諭二種免許状/保育士

自分が生まれ育った街で子どもたちと過ごしたい
“自分が生まれ育った街で、子どもたちと過ごしたい。”短大卒業後、そんな思いで故郷である十日町市の保育士になり、5年が経ちました。現在は2歳児の担任として保育士2名体制でクラスを受け持っています。春の頃は泣いてばかりいた子どもが笑顔で登園するようになり、遊びや友だちとの関わりを通して、日々成長を見せてくれます。おしゃべりも上手になり、やりたいことを言葉で表せるようになる一方、ときにはお友だちとの関わりのなかでうまく思いを伝えられず泣いたり怒ったりすることもあります。そんなときには、まずその子の気持ちを受け止めるようにしています。泣いていたらその気持ちに寄り添って「悲しかったね、こうしたかったんだね」と、落ち着くまで抱っこします。落ち着くと、子どもは泣いた原因を話してくれ、それがおもちゃの取り合いなら「次はもう少し待ってみようか」など話をしていきます。まず子どもの気持ちを受け止めることや、その気持ちに寄り添うことは、就職したばかりで何もわからなかった私が、まわりの先輩保育士の姿を見ながら学びました。
私は子どもたちが「保育園って楽しいな」と思えるところにしたいと考えています。子どもたちが笑顔でいてくれることが何よりもうれしいからです。子どもたちが面白いことを考えついたりしたときには一緒によろこんだり笑ったりしながら、私自身も笑顔で楽しみ、信頼関係を大切にしています。そんな日常の小さなできごとからよろこびを発見できることも、保育士の仕事の魅力だと思います。さらに“一人遊びをじっくり楽しめるようになった”“毎日笑顔で来てくれるようになった”など、成長を子どもや保護者と一緒によろこび合えることがうれしいです。大好きな故郷“十日町市”の自然あふれる環境のなかで、子どもたちとともに日々成長していきたいと思っています。