卒業生のメッセージ

卒業生のメッセージ(福祉心理学科)

新潟青陵大学 福祉心理学科卒業生

※所属等はすべて取材当時のものです。

社会福祉士

光用 早織さん 福祉心理学科 2014年度卒業

社会福祉法人青空会 障がい福祉サービス事業所 すずかけ
光用 早織さん
福祉心理学科 2014年度卒業
新潟県 村上中等教育学校出身
取得資格:社会福祉士/精神保健福祉士/社会福祉主事任用資格 ほか

大学で学んだ知識と職場での実践が結びつく
障がい者向けの事業所で企業からの仕事を受注し、利用者の方々に作業を提供する職業指導員として勤務4年目になります。青陵での実習やボランティアなどを通じて、困難を抱える方々のより良い生活へのお手伝いがしたいという気持ちが大きくなり、人の人生に寄り添えるこの仕事に魅力を感じました。
大学で学んだ知識と、現場で行われている技術がつながる場面は多く、特に活かされている学びが、対象者の話を聞く「傾聴」です。仕事の一環で、担当している利用者の方の個別支援計画を立てますが、はじめはとても苦手でした。その理由は相手のことをあまり理解せずに、「この人はこうなった方がいいのでは」という思いで作成してしまっていたから。上司からその人の長所ややりたいことを盛り込んだ方がいいと助言をいただき、傾聴の重要性を再確認。その結果、徐々に利用者の方の意欲や本心を引き出す力がつき、上司から指導が入ることも少なくなり、「成長しましたね」という言葉をいただいたときは、とてもうれしかったです。支援計画は、見たときに名前を見なくてもどの利用者の方のものかがわかる内容が良いと言われており、そのレベルには近づけていると思います。ただ、必ずしも支援計画通りにいくとは限りません。利用者の方の状態は日によって異なるので、だからこそ、全体の状況を把握しながら受注元の企業と交渉をして、作業内容や請け負う量を決めながら、利用者の持つ能力やモチベーションを向上させ、工賃アップをめざしています。そうすることで、利用者の方のプライベートが充実し、人生がより楽しいものになればいいなと願っています。

介護福祉士

佐藤 龍太さん 福祉心理学科 2013年度卒業

スワン・パートナーズ株式会社 長潟スワンの里
佐藤 龍太さん
福祉心理学科 2013年度卒業
新潟県 北越高校出身
取得資格:介護福祉士/社会福祉主事任用資格 ほか

正解がないからこその介護職のやりがいを実感
実習でこの施設にお世話になった際、職員のみなさんがとても明るい雰囲気で、仕事として“こなす”のではなく、利用者様とのふれあいを大切にしている姿勢に共感し、入職を決めました。利用者様が明るく過ごせるのは職員の明るさがあってこそ。職員同士の仲が良く、職員間のコミュニケーションも大切にしていることが、結果的に現場でのスムーズな連携につながっています。
介護の現場では、たとえば片足に痛みがあるために姿勢の変え方が限定されるなど、個別の対応が求められます。その際頼りになるのは、大学で身につけたオムツの交換や食事介助といった基本的なケアの確かな技術。臨機応変に応用を利かせていくことで、自分に力がついたことが実感できます。同じ声掛けでも日によって、もしくは時間によって利用者様の返事や表情は異なり、ときには想像と違うことが起きたりもします。普通に返答していただける日もあれば、そうでない日もあります。食事も毎回全部食べられるとは限りません。しかしそういった変化が毎日あり、正解がわからないことが介護の魅力だと考えます。機嫌を損ねてしまっている利用者様には無理強いをせず、まず話題を変えてみると意識や気分が変わることが多いです。足が痛いと言って歩くことを拒んでいた利用者様が、今日は歩いてみようと励まれる姿はうれしいですね。介護福祉士はこのように日々利用者様の心身に寄り添う仕事です。1日を無事に終えることができてホッとするとき、充実感を覚えます。
5年目から副主任となり、職員への指導も業務に加わりました。施設内には尊敬できる職員がいるので良いところを学びながら、利用者様からも職員からも頼りにされる人に成長していきたいと思います。

精神保健福祉士

伊藤 茜さん 福祉心理学科 2016年度卒業

社会福祉法人青空福祉会 ともしび工房
伊藤 茜さん
福祉心理学科 2016年度卒業
新潟県 長岡高校出身
取得資格:精神保健福祉士/社会福祉士/社会福祉主事任用資格 ほか

障がいや個性を見つめ、「できた!」をともによろこぶ
洗濯物のたたみ方や買い物の仕方など、障がい者が自立するために必要な生活能力を2年間で身につける通所施設「ともしび工房(自立訓練(生活訓練))」に、生活支援員として勤めています。ここは利用者の方の強みや要望を反映した支援を実践し、みなさんがいきいきと過ごされている雰囲気にふれることができた実習先であり、精神障がいの方を支援する仕事に関心を持つきっかけになった施設でした。
生活支援員の仕事は、現場で毎日同じ利用者の方の生活面の支援や作業の支援をしたり、日々の生活のなかで困っていることや悩んでいることなどを個別に相談にのることもあります。それにより昨日と今日の変化に気づくことができたり、ひとりについてより深く知ることができます。就職した当初は経験を積み、利用者様の支援計画を立てる相談支援員になりたいと思っていましたが、利用者の方のできることが少しずつ増えていくことを一緒によろこび、そんな日々の変化を見ながら柔軟に支援を行う今の仕事にとてもやりがいを感じています。
支援は「これをしたから正解」という明確なものはありません。だからこそいつもこころに留めているのが、「支援するなかで1番大切なのは想像力」という実習先の指導担当の方からいただいた言葉です。相手の立場に立ってその人の気持ちを想像することで、必要な支援が見えてくるのです。日常生活もサークルもアルバイトも、すべてが想像力を養うことにつながり、それがさらに支援につながります。福祉を志す人には大学で学ぶことはもちろん、様々な経験をして自分の引き出しを増やし、多角的に物事を見る力を養うことを勧めます。毎日多方面へアンテナを張り、想像し、積極的にコミュニケーションをとることで利用者の方から「この人に相談したい」「この人になら話してもいい」と思っていただける存在になっていきたいと思います。

保育士

田中 菜摘さん 福祉心理学科 2014年卒業

長岡市立おおこうづ保育園
田中 菜摘さん
福祉心理学科 2014年卒業
新潟県 三条東高校出身
取得資格:保育士/社会福祉主事任用資格 ほか

子どもたちの意欲を受け止め、伸ばし、実現させたい
新潟が大好きで、子どもたちのためにより良い教育や保育に力を入れる長岡市の姿勢に共感を覚え、長岡市の保育士になりました。
保育士の仕事は、日々のなかで子どもたちと一緒に笑ったり驚いたりしながら、毎日新しい発見があります。現在担当している4歳児は、ちょっとずつできる、できないを繰り返しながら最終的にできるようになる過程を見守ることができ、一緒に「できるようになって良かったね!」とよろこびを共有できることが、ほかの仕事にはないこの仕事の最大の醍醐味だと感じています。たとえば、子どもによっては言葉で伝えることが苦手な子もいますが、自信が持てるように言葉かけを工夫し、少しずつ自分から話せるように促します。言葉かけや接し方で『これでよかったのかな』と悩むことも多いですが、振り返りをしながら模索したり、先輩の姿から学ばせてもらっています。
青陵で学んだことは、現在様々な保育の現場で活きています。特に、「保護者の思いを汲み取った連携が重要」という授業の教えは今も大切にしています。保育は家庭ともつながっているものなので、保護者とのコミュニケーションを多く図りながら信頼関係を築くことに力を入れています。
まだまだ理想の保育には届きませんが、自分の保育のやり方を見つけながら子どもたちの「これやりたい!」という気持ちをできる限り受け止めて、実現に導き、成長を促せるような保育者になりたいと思っています。今は、幼稚園教諭一種免許状の取得をめざして勉強しています。自らを向上させるとともに、子どもたちのためになればと思うと自然とがんばれます。

販売員

小林 千夏さん 福祉心理学科 2015年度卒業

株式会社アミング アミング鶴田店
小林 千夏さん
福祉心理学科 2015年度卒業
新潟県 巻高校出身
取得資格:保育士/社会福祉主事任用資格 ほか

柔らかな接客サポートで子育てを応援したい
昔から大好きだった雑貨店に勤めて3年目、店舗のダイニンググッズ売り場を担当しています。1年目から食品やキッチン雑貨、クッションなどの商品管理やディスプレイなどを行いながら、2年目からは店舗業務の責任者としてほかのスタッフへの目配り・気配りも意識しています。
大学で学んだ保育と物販業務は一見結びつかないかもしれませんが、私は子育て支援につながると考えて就職を決めました。お店にはファミリーで来店される方も多く、ときには騒いでしまうお子様もいます。そんなときお子様に温かい言葉で話しかけることで、保護者様もショッピングをこころから楽しめて、全員がその空間で楽しく過ごせるようになることもサポートのひとつの形だと思っています。
入社3年目に、はじめて新潟県外へ異動となり、これからオープンする新店舗に配属になりました。ゼロからのお店づくりと新しい生活環境への順応は大変でしたが、オープン当日、開店前から並んでくださるお客様の姿を見たときは感動!在学時の実習では、大きなことではなくわずかな手助けだけでも、生活に不自由を感じている人の環境を改善できることを知りましたが、まさに現場はその「わずかな手助け」が肝心です。新店舗だからこそより一層、スタッフとお客様だけではなく、スタッフ間でも一言声をかけるだけで解決につながる課題も多いです。
取り扱う商品のなかには、ほかのお店で販売しているものもあります。私たちの店舗で購入したいと思っていただくためにはどうしたらいいか。たとえば商品に関連する知識をつけてご紹介するなど、「ここのお店で買いたい、あなたから買いたい」と言ってもらえるスタッフになりたいですね。

セールスコンサルタント/所長

小林 大輔さん 福祉心理学科 2005年度卒業

モトーレンニイガタ株式会社 上越営業所
小林 大輔さん
福祉心理学科 2005年度卒業
新潟県 新潟江南高校出身
取得資格:社会福祉主事任用資格
[卒業後]中古自動車査定士/損害保険募集人/調理師

新潟県No.1の次は全国No.1をめざして
現在、私はドイツ車・BMW正規ディーラーでBMWの新車を中心に販売しています。2年前から上越・糸魚川エリアを担当しており、2年連続で新潟県下のグループ会社で販売成績トップセールスになりました。人口約20万人規模の商圏で売り上げを上げることは容易ではありません。そもそも車自体安価なものではなく、中古車販売を担当していた新人の頃は全く売れませんでした。そのとき先輩から言われた言葉が「お客様に興味を持っている?」。このアドバイスが成績を上げるターニングポイントになりました。車を通してお客様と関わることに重きを置くよう心がけ、大学で学んできた技術も活用しました。何を求めているのかを察知することには心理学、具体的な悩みやニーズをヒアリングしながら対応に反映していくことはソーシャルワークと、現場で活かせる場面がたくさんあります。そしてキャッチしたお客様のニーズに合わせて提案や立ち居振る舞いを考え、納得したお客様が購入してくださると、「自分の接客が認められた!」と手応えを実感。徐々に親しくさせていただくお客様が増え、2~3年目から加速度的に成績が上がり、さらに先輩からも驚かれるほど、お客様から差し入れやお土産をいただくようになりました(笑)。信頼や満足度の証かなとありがたく思っています。今は車を通してお客様とつながっていることにとても魅力を感じています。
社員をマネジメントする側に立つとわかるのですが、しっかりとビジョンとパッションを持ち、自分の強みを意識している人は魅力的に映ります。職業関係なく、是非「人と違うこと」に着目して、目標を持って挑んでください。私もさらに接客をブラッシュアップして全国No.1に挑戦していきたいと思います。

臨床心理士

頓所 桃子さん 福祉心理学科 2013年度卒業、大学院臨床心理学研究科 2015年度卒業

新潟こころの発達クリニック
頓所 桃子さん
福祉心理学科 2013年度卒業、大学院臨床心理学研究科 2015年度卒業
新潟県 巻高校出身
取得資格:認定心理士/カウンセリング実務士(※現在は取得できません)/社会福祉主事任用資格 ほか
[卒業後]臨床心理士/公認心理師

子どもたちの成長にポジティブな小さな変化を
発達障がいの診断と支援を専門とするクリニックで、臨床心理士として勤務しています。主な業務は「心理検査」の一種である知能検査と、「グループSST(ソーシャルスキルトレーニング)」という患者さんの社会生活上の対人スキルトレーニングです。心理検査では、得意不得意を理解し、アプローチ方法を見つけるために行っています。数値として結果が出るため、報告した結果だけが独り歩きしてしまわぬよう、なるべく考えられる要因も伝えるなどして配慮を心がけています。大学院では心理検査を密に指導していただいていたので実践に活かせている部分も多いと感じています。グループSSTでは、言葉でうまく伝えられずに手が出てしまったり、落ち着きがなく座っていられないという日常生活での困りごとを抱えている、小学生4~5人のグループでスキルトレーニングを行っています。たとえば、すぐに手が出てしまうお子さんには「相手は痛いから手は出さないで、こういう風に伝えてみようよ」と話すなど、試行錯誤しながらアプローチする地道な対応を心がけています。約半年間継続して積み重ねるなかで、小さな変化ではありますが、前より表情が柔らかくなったり、手が出る前にぐっとこらえて言いたいことが言えるようになるなどの成長が見られると、この仕事の醍醐味を感じます。注意の仕方や言葉かけに頭を悩ませることもありますが、患者さんの気持ちに寄り添い耳を傾け、小さな変化を見逃さずにこれからも関わっていきたいと思っています。
大学院在学中、先生が「趣味や遊びも大切に」とよく仰っていました。臨床心理士として仕事をするなかで、患者さんに対して気持ちが集中してしまうこともあります。自分自身がリフレッシュ方法を理解していないと患者さんに気持ちを切り替える感覚を伝えることができないことに気づき、当時の先生のアドバイスの重要さを感じています。心理の現場は日々勉強することも多く、知識やスキルを積み重ねることはもちろん大切ですが、人間性や感受性も豊かにしながら取り組むことが大切だと思っています。

住宅販売広報

鷲澤 彩加さん 福祉心理学科 2016年度卒業

ハーバーハウス株式会社
鷲澤 彩加さん
福祉心理学科 2016年度卒業
新潟県 新潟江南高校出身
取得資格:認定心理士/カウンセリング実務士(※現在は取得できません)/社会福祉主事任用資格 ほか

新潟に暮らす人たちに納得の家づくりを届けたい
私は現在、年間300棟を超える施工実績がある住宅会社で、ホームページやカタログの企画・制作や、SNSを運用するセールスプロモーションを担当しています。青陵で心理や福祉の勉強をしていたおかげで、相手の立場に立ったコミュニケーションを図る力がつき、現在それは私の強みになっています。住宅業界は難しい専門用語が多いので、情報を発信する際は読者目線で、なるべくわかりやすい言葉で簡潔に書くことと、家づくりの楽しさを伝えることに力を入れています。さらに住宅を建てる方の年齢や家族構成を想像したり、ターゲットとするお客様の年齢層に近い先輩にお話をお聞きしたりすることで、新潟で家づくりを検討されている方により届く原稿制作をめざしています。目的達成のためにとことん調べたり聞いたりする姿勢も、青陵での座学や実験、実習などを通じて学びを深める習慣を身につけることができたからこそ。キャッチコピーは何度も書き直しますし、ホームページ検索の対策を考えたり、SNSの使い分けを考えたりと、難しいこともたくさんありますが、そうやって制作物ができあがったときの達成感や、お客様が手にとって見てくださったときのよろこびは格別です。
当社は若い社員が多く、年の近い方々と新しいことに挑戦できる環境が整っていることに魅力を感じて入社を決めました。実際に私が提案したパンフレットの構成を「やってみなよ!」とすぐに採用してくれるなど、風通しの良さを実感しています。1年目には新しい住宅プランを考えるプロジェクトにも参加しました。今後もチャンスがあればプランづくりにも携わっていきたいと思いますし、「このプランの家に住みたい!」と思っていただけるホームページやカタログづくりにチャレンジしていきたいです。