卒業生のメッセージ

卒業生のメッセージ(福祉心理学科)

新潟青陵大学 福祉心理学科卒業生

※所属等はすべて取材当時のものです。

社会福祉士

吉井 綾乃さん 福祉心理学科 2010年度卒業

新潟市障がい者基幹相談支援センター東
吉井 綾乃さん
福祉心理学科 2010年度卒業
新潟県 新発田南高校出身
取得資格/社会福祉士・精神保健福祉士

背景から課題の本質を見つけ、相談者と一緒に考える
障がいのある方が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、各種相談や情報提供などの支援を総合的に行う相談機関で、障がい児支援コーディネーターをしています。保護者支援の要素も大きく、学校や医療施設、幼稚園など様々な機関の方と関わる機会も多くあります。困っている内容を整理し、その背景から課題の本質を見つけながら、相談者と一緒に考えていきます。相談者から「良かった」「安心した」と思ってもらえることが何よりのやりがいです。

医療ソーシャルワーカー

信田 真実子さん 福祉心理学科 2013年度卒業

医療法人崇徳会 田宮病院
信田 真実子さん
福祉心理学科 2013年度卒業
新潟県 三条高校出身
取得資格/社会福祉士・精神保健福祉士・認定心理士 ほか

現在の課題を整理しつつ、退院後の生活をより良いものに
精神科急性期治療病棟を経て、現在は認知症治療病棟の担当ソーシャルワーカーとして仕事をしています。一人の患者さんやご家族に対し、多くの職種の力を借りながら一緒に今後の生活を考えていきます。病院は病気を治療する場ではありますが、その先にある患者さんの普段の生活について、ともに考えることができること、そして生活をより良いものにしていくお手伝いができることがこの仕事の大きな魅力です。患者さんやご家族、多職種それぞれの意向を整理し、よりよい生活を考えることができたとき、この仕事にやりがいを感じます。

精神保健福祉士

富井 千尋さん 福祉心理学科 2012年度卒業

医療法人敬成会 白根緑ヶ丘病院
富井 千尋さん
福祉心理学科 2012年度卒業
新潟県 日本文理高校出身
取得資格/社会福祉士・精神保健福祉士・ホームヘルパー2級

今と過去を捉えなおし、生きる希望を見出していく
大学時代に精神保健福祉士の実習で患者さんと長く一緒に過ごすことがありました。それまで精神障がいという言葉に身構えていた私でしたが、精神障がいということを患者さんからは感じることがなく、むしろ一緒に過ごす時間がとても楽しいと思えました。見ただけではわからないことも多く「どこに精神障がいがあるのだろう。なぜ障がいをもってしまったのだろう」と深く知りたい気持ちが強くなりました。それがこの仕事に関心を寄せるきっかけでした。精神保健福祉士として仕事をするようになって4年目ですが、最近少しずつその答えがわかってきた気がします。
治療では、脳の伝達における過剰や反対に少ない部分を薬でコントロールし、再び社会に出ていけるよう、ここで次のステップへのコーディネートをします。それに合わせて“モノの見方や捉え方を修正、もしくはどう対策するか”の視点で進めていきます。やっていくうちに心持ちが変わり、今と過去を「そういうことだったのか」と捉えなおし、生きていく希望を見出すこともできます。最近患者さんたちからご自身のことを話してもらえるようになりました。目の前の患者さんから教えてもらうことが一番の学びになっています。これからも、辛いことも含め“この人は何でも話せる人”と私を認識していただけるように励んでいきたいです。

介護福祉士

岡村 左緒梨さん 福祉心理学科 2008年度卒業

社会福祉法人啓真会 特別養護老人ホーム 新潟あそか苑
岡村 左緒梨さん
福祉心理学科 2008年度卒業
新潟県 新潟第一高校出身
取得資格/介護福祉士

「利用者さんを中心に考える」そんな介護をしたい
在学中、実習を通して自分なりの介護観が少しずつ見えてきた中、その介護観に合うと感じたのが今の職場でした。「利用者さんを中心に考える」私はそんな介護をしたいと思っていますし、利用者さんが今必要としていることを推察し、それに沿った支援をしたいと考えています。一人ひとりにとって「今、何が必要なのか」を見つけることが介護だと思っているので、全体を把握しながらそのときのベストを探しています。
ここでは、一般浴・特浴といった入浴介助や排泄介助、食事を見守りながらお手伝いする食事介助などを行っています。実際に利用者さんと関わる中で、必ずしも教科書や授業で教わったことがそのまますべての人に当てはまるわけではないと気づきました。たとえば排泄ひとつをとっても、利用者さんの性格や生活などの全体を把握したうえで日々の様子をベースに判断し、負担のない促しをすることが大切になります。いつもと違うところがあれば、その違いを見つけることではじめてその方に合った支援ができるのだと思うようになりました。
利用者さんと向き合う中では「まずその人を知る」ことを大事にしています。自分から進んで話し関わることで利用者さんが好きになりますし、よりよく知ることができます。そこから、その方にとって何があれば良いかが見え、利用者さんの全体像を捉えながら必要な支援を上乗せし、良い状態を保つようにしています。利用者さんと家族のように一緒に過ごす毎日が大切で、ずっとつづけていきたいと思っています。仕事が大変だな、と感じることもありますが、それ以上に働くよろこびのほうが大きいです。

保育士

佐藤 龍平さん 福祉心理学科 2010年度卒業

新潟市公立保育園(新潟市職員)
佐藤 龍平さん
福祉心理学科 2010年度卒業
山形県 鶴岡中央高校出身
取得資格/保育士・社会福祉士・認定心理士

毎日の中で見つける新しい学びと保育課題
高校のときからなんとなく興味があった保育を大学で学んでいく中で、その想いが深まり、より具体的になっていきました。そして、実習で子どもたちと関わることの楽しさを肌で感じ、「保育士」の道を選びました。園児一人ひとりを大切にする保育を心がけていますが、働きはじめて数年が経ち、守るだけではなく、子どもたちを伸ばしていける保育士になりたいと思いはじめました。いろいろな先生の保育を見てきて、これからは大学のときから興味のあった絵本の分野を深めるなど自分の保育の色を持ちたいと思っています。保育士として5年が経った今でも毎日新しい学びがあります。昨年異動を経験し、その園や地域、子どもたちの家庭環境などによって保育の現場で求められることは全然違うと気づきました。その中で、子どもたちや保護者とどう関わっていくか、どう伝えるか臨機応変に対応するのは難しいですが、その分子どもたちと気持ちを共有できたり成長を感じられたりする点にやりがいを感じます。みんなに認められる先生は、やはり勉強しているように思います。子どもたちやほかの先生と関わる中で、保育のスタイルや求められていることを常に意識して、子どもたちと一緒に成長していきたいです。

一般企業

中野 愛理さん 福祉心理学科 2013年度卒業

あおやまメディカル株式会社 営業部 在宅営業課
中野 愛理さん
福祉心理学科 2013年度卒業
新潟県 新発田南高校出身
取得資格/保育士・社会福祉士

「車椅子が欲しい」その言葉の先を推しはかる
この仕事に就き、3年になろうとしています。大学入学時は保育士をめざし、保育と社会福祉を学んでいましたが、実習中、福祉用具を使って生活されている方の姿を見て、はじめてその重要さを実感。「その方が自立して生活できるよう役に立ちたい」と思ったと同時に自分の責任で挑戦の場がある一般企業に向かいたい気持ちが強くなりました。今、福祉用具を扱う会社で、問題を抱えているお客様に福祉用具を提案し、安全で快適な生活に向けたお手伝いをしています。「車椅子が欲しい」という言葉の先に「トイレに自分で行きたい」との想いがあったり、その方の課題の核心を推しはかりながら、ご本人だけでなくまわりの方々と連携することで、支援を行っています。福祉用具を提供した際「あなたが来てくれてうれしかったよ」との言葉がもらえたり、車椅子で旅行に行く姿を見たときはやりがいを感じます。お客さまと関わっていく中で、多くの方から「家で過ごしたい」という気持ちを強く感じます。そんなときは、介護保険サービスや地域包括ケアのシステムを活用すべく、地域の方や専門家と支援する情報を共有しています。
時には「あの選択、あの提案で良かったのかな」と思うこともありますが、私にできることは、その方の身体機能の変化を見守りながら、そのときできる最善の提案を導き出していくこと。そこに尽力したいと考えています。

一般企業

𠮷川 京子さん 福祉心理学科 2009年度卒業

日本生命保険相互会社 長岡支社
𠮷川 京子ささん
福祉心理学科 2009年度卒業
新潟県 柏崎高校出身
取得資格/高等学校教諭一種免許状※(福祉・倫理) ※現在は取得できません。

周囲と情報共有し、一人ひとりの特性を見ながら支える
生命保険業界に関心をもったきっかけは大学在学中に交通事故に遭ったことでした。その際に保険会社の方に親身に対応してもらい、興味を抱くようになりました。同時に在学中に学んだ「利用者さんに寄り添った福祉の姿勢を活かせるのでは」とも考えました。入社8年目を迎え、任される営業部の規模も大きくなり、80人の営業職を後方からバックアップする日々です。契約に関わる内容のチェックや、難しい保険という商品をわかりやすくどう伝えたらいいのか、営業職員にアドバイスすることもあります。営業職員は年齢もタイプも様々なので、一人ひとりの特性を見ながら上司や周囲と情報を共有し、みんなで営業職員を支えるようにしています。難しい契約案件が多くのやりとりのうえ成立し、営業職員とともによろこびを分かち合うとき、この仕事にやりがいを感じます。

一般企業

久住 祥子さん 福祉心理学科 2013年度卒業

株式会社ココカラファインヘルスケア
久住 祥子さん
福祉心理学科 2013年度卒業
新潟県 北越高校出身
取得資格/レクリエーション・インストラクター

生まれ育った新潟で地域の人たちの暮らしに関われるよろこび
入社して4年目になり、レジや品出し、売り場の作成といった基本業務だけでなく、化粧品担当としてお客様のカウンセリングも行っています。また、入社後に「登録販売者」という資格を取得したことで医薬品の販売もできるようになり、提案の幅が広がっています。時にはお客様から「勧めてもらった目薬がすごく良かった!」と感謝の言葉をいただけることもあり、とてもうれしかったのを覚えています。この仕事を選んだのは大学時代の実習やサークル活動がきっかけでした。デイサービスセンターでの実習で感謝されるよろこびを知り、サークル活動で人との出会いに魅力を感じたことで、福祉の現場に限定せず様々な方と関われる企業に勤めたい!とドラッグストアを志望しました。自分が生まれ育った新潟で、地域の人たちとの出会いを通じ、暮らしに関われることによろこびを感じています。

スクールカウンセラー

髙橋 典子さん 福祉心理学科 2011年度卒業、大学院 臨床心理学研究科 2013年度修了

新潟県スクールカウンセラー
髙橋 典子さん
福祉心理学科 2011年度卒業、大学院 臨床心理学研究科 2013年度修了
新潟県 新津高校出身
取得資格/臨床心理士・社会福祉士

無理に引きあげようとせず理解しようとすること
中学生の頃から人のこころについて興味を持つようになりました。別室登校をしていた友人に給食を運んだり、昼休みに一緒に遊んだりしつつも、その理由をこちらから聞くことはありませんでした。友人の気持ちを知りたい、助けになりたい、という気持ちがベースとなって臨床心理士に興味を持ち、中学からはスクールカウンセラーをめざすようになりました。夢をかなえるため、進学先を心理学が学べる青陵に決めました。実際に対面してカウンセリングの勉強ができること、専門の先生がそろっていること、大学院もあるので臨床心理士につながる勉強がしっかりできることが、私にとっては魅力でした。実際に在学中は心理についてしっかり学ぶことができましたし、ソーシャルワーカーや保育士をめざす友人を得たことで、人を助ける仕事はほかにもあることを知り、視野が広がりました。また座学だけではなく、実習で生の体験ができたことも大きかったです。
大学院進学後は実際にクライエントに接し、カウンセリングを行っていました。終了後、毎回先生と振り返りを行い、話し合ったり、アドバイスをいただくのですが、その中で自分の考え方や捉え方の癖に気づいたり、カウンセリングに入る際の基本的な態度を学ぶことができました。臨床心理士の資格審査試験は大学院修了後の10月に実施されるため、仕事をしながらの受験でしたが無事に合格することができました。卒業生の先輩が定期的に勉強会を開催してくれたおかげです。卒業後に、より先輩とのつながりが太くなるのが、青陵の素晴らしさだと感じています。

官公庁

佐野 祐紀さん 福祉心理学科 2010年度卒業

新潟県警察本部 交通部 交通機動隊
佐野 祐紀さん
福祉心理学科 2010年度卒業
新潟県 燕高校出身
取得資格/認定心理士

実習で多様な人たちと接した経験が相手の立場に立つ考え方につながっている
「人の役に立つ仕事をしたい」と警察官をめざしました。現在は交通機動隊の隊員として、交通事故を1件でも減らすよう交通指導・取締りをしています。警察官の仕事は安全安心のためとはいえ、感謝されることは多くありません。それでも、中には「ここで取り締まってもらえなかったら違反を繰り返し、事故につながっていたかもしれない、ありがとう」と私たちの仕事を理解してもらうこともあり、そのときは本当にこの仕事をしていて良かったと、やりがいを感じます。また仕事で高齢者や障がい者の方と接する機会もあります。在学中の実習で障がい者施設に行き、相手の立場に立って考え、声がけすることの大切さを知りました。子どもから高齢者、障がいがある方などと幅広く接したことが、相手の立場に立った考え方や視点をもつことにつながっていると感じます。

一般企業

武藤 達哉さん 福祉心理学科 2014年度卒業

清水商事株式会社(清水フードセンター)
武藤 達哉さん
福祉心理学科 2014年度卒業
新潟県 新潟青陵高校出身

実習経験が、コミュニケーションを大切にするこの仕事に活きている
お客様と社員の方の関わりに魅力を感じ、学生時代からつづけていたアルバイト先であるこの会社を志望しました。入社後は店内の様々な部門で研修し、現在は青果担当の店舗スタッフとして品質管理や品出しを担当しています。毎日、商品を通してお客様とふれ合い、感謝していただけることにやりがいを感じています。実は高校の頃まで人と関わることが苦手でした。大学の福祉施設実習で、利用者の方が何を求めているのか、一生懸命知ろうとしているうちにコミュニケーション能力が身についていきました。これがきっかけで人と関わることが好きになりました。まずは相手のことをよく知ること。社会人になった今でも、お客様や社員の方と接するときにはそれを心がけています。「来て良かった」「また来たい」と思っていただけるよう、これからもお客様を一番に考えた店舗づくりに励んでいきたいです。