講義概要

社会福祉学科 2017年度入学生用

新潟青陵大学

学科・学年 社会福祉学科1年
講義番号 S248 教科名 認知症の理解T
単位数 1 必・選 選択 開講時期 後期 担当者 荒木 重嗣
DP(ディプロマ・ポリシー)
との関連
「別途N-COMPASS上に示されている「DPとカリキュラムとの対照表」を参照のこと。」
授業の概要
(教育目標を含む)
認知症に対する基礎的知識を習得するとともに認知症の人の特性を理解し、本人および家族や環境にも配慮した介護の視点を習得す
る。具体的には認知症を取り巻く状況と認知症に伴う日常生活への影響について深く理解し、本人家族への地域サポートのあり方につい
て学ぶ。また認知症状態に対する社会のまなざしの変遷について歴史的に理解する。以上の理解から認知症の人と家族の生活支援、また
地域社会による有形無形のサポートのあり方について考察することができることを目標にする。
学生の学習
(行動)目標
1、認知症という状態に対する本人と家族や周囲の人の戸惑い等の気持ちについて言い表すことができ、その気持ちに共感ができる。
2、認知症の人の一人ひとりの症状や言動の背景にある病理や心理について理解し、個別ケアの内容を計画することができる。
3、地域社会における人々の生活を支援できる広範かつ専門的な視点と実践的能力を身につける。
4、一人で学ぶのではなく、介護福祉士をめざす仲間と学ぶ体験から、多様な人びとと交流し、課題を解決する経験を積み上げていくこ
とができるようになる。
授業計画(シラバス)
内容 キーワード 準備学習(予習・復習)の内容と分量 準備学習に要する時間
1回 オリエンテーション 協働学習グループの決定 協働学習計画つくり 復習:テキスト1の「はじめに」「目次」「おわりに」を読み、この本の内
容と構成の特徴について理解しておく。
1
2回 【ワークT】 予習で精読した第1章の内容で、さらに詳しく知りたいこと等を
グループで話し合い、参考文献やウェッブ等で調べる。(2回-4回)
暮らしの中での認知症初期症状
軽度認知障害(MCI) 介護保険認定申請
予習 :テキスト1の1章(16頁-27頁)を精読し暮らしの中で認知症の
症状はどのように本人、家族に立ち現れるかをG学習ノートにまとめる。
1
3回 G討議@ 認知症の症状は後になって、「あの頃からおかしかったなあ」と家族
が振り返えります。どうして、最初に認知症として気がつかないのでしょう。
病気との意識(病識)と病感
認知障害と身体機能低下の相関
予習 :テキスト2を検索し、認知症当事者が初期症状をどのようにとらえ
ているかについての説明を探して、G学習ノートにまとめてください。
1
4回 G討議A 軽度認知障害 (MCI)の状態のある人に、告知をすることは必要でしょう
か。もし告知を行うならば、あなたはどのように伝えますか。(1章の小テスト)
居宅介護支援施設(グループホーム)への入所
特別養護老人ホームへの転居
予習 :テキスト2やインターネットサイトを検索し、MCI(軽度認知機
能障害)について、調べ、G学習ノートにまとめてください。
1
5回 【ワークU】 予習で精読した第2章内容で、さらに詳しく知りたいこと等を
グループで話し合い、参考文献やウェッブ等で調べる。(5回-7回)
加齢によるもの忘れと認知症のもの忘れ
記憶の種類(コラム2)
予習:テキスト1の「第2章 早期受診の大切さ」を読み、この章の内容で
大切だと思う箇所にカラーのラインを引き、理由を直接本に記入しておこう。
1
6回 G討議B 「家族のための認知症チェックリスト」、「注意したい「認知症サイ
ン」」を認知症理解として活用する場合の弱点は何か?
周囲の人が気をつけたい初期症状
家族のための認知症チェックリスト
予習:テキスト2;「認知症と間違えやすい状態」52p-54pを
G学習ノートに分かりやすくまとめ、G討議にのぞんでください。
1
7回 G討議C 病識がなく「病気ではない」と言い張る人を受診してもらうために、
医師や医療機関がおこない始めた取組みはどんな方法でしょう。(2章の小テスト)
病院の選び方 もの忘れ外来 認知症外来
かかりつけ医(家庭医)と専門医
予習:テキスト1の「病院の選びかた」38p-42pを読み、病院受診を拒否
する人に対する受診の進め方について、G学習ノートにまとめ、G討議に参加
1
8回 【ワークV】予習で精読した第3章内容で、さらに詳しく知りたいこと等を
グループで話し合い、参考文献やウェッブ等で調べる。(8回-10回)
認知症の定義 認知症予備軍(コラム3)
女性に多い認知症 治療や改善できる認知症も
予習:テキスト1の3章(44-87p)を精読し、興味深いところ、あるいは
理解できないところにカラーのラインを引き、メモを本に記入しておこう。
1
9回 G討議D 認知症かなと思った段階で早期受診を行う一番のメリットは何か? 慢性硬膜下血腫 正常圧水頭症 甲状腺機能障
害 うつ病(仮性認知症)
予習:表4(49p)認知症を引き起こす疾患の中で、どのような病気かわか
らない疾患について、テキスト2及びインターネットで調べG学習ノートに記載
1
10回 G討議E 家族や周囲の人が早い段階から、認知症に対する正しい知識を持つことが
大切だと主張(47頁)されるが、その正しい知識とは?   (3章の小テスト)
周辺症状 BPSD 介護保険の仕組み
介護サービスの選択肢の理解
予習:認知症の家族の介護サービスを受ける場合、まずどこに相談し、どの
ような介護、医療のサービスが使えるかを調べてG学習ノートに記載。
1
11回 【ワークW】準備学習で精読した第6章の内容で、さらに詳しく知りたいこと等を
グループで話し合い、参考文献やウェッブ等で調べる。(11回-13回)
生活習慣病を防ぐ 運動の勧め 食生活の工夫
良く噛む 元気老人に学ぶ
予習:テキスト1の6章(196-241)を読み、認知症予防の最新の研究
の動きの概要について、短く要約して、G学習ノートに記載。
1
12回 G討議F九州大学の福岡県久山町での研究(論文)では糖尿病とアルツハイマー病の
関係についてどのように結論づけているか?
アルツハイマー病 血管性認知症
脳卒中危険因子の管理 若年性認知症
予習:九州大学の久山町での研究論文をネット等で検索し、
最新の研究成果について、概要をまとめ、G学習ノートに記載
1
13回 G討議G認知症は予防できるといえるでしょうか? 完全に予防できなくても、ある
程度発症を遅らせることはできるでしょうか?      (6章の小テスト)
レビー小体型認知症 混合型
甲状腺ホルモンの低下に伴う認知症
予習:認知症予防についての研究論文をネット等で検索し、
最新の研究成果について、概要をまとめ、G学習ノートに記載
1
14回 認知症の理解 国家試験問題から理解を深める 介護福祉士国家試験問題 復習:授業で実施した介護福祉士国家試験の過去問題の解答の間違い
   を調べ、復習すること。
1
15回 全体の振り返り 授業で使った学習ツールをもとに、振り返る 復習 テキストに書かれた、カラーラインや、メモ、またG学習ノートの記載の
全体に目を通し、授業で学んだ内容の全体を復習すること。
1
16回 定期試験 授業全体を試験問題による振り返る 予習:授業資料やノートをもとに、授業全体を復習して試験をうけてください。 0
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成績評価 小テスト 0% 学修成果の
フィードバック
・G学習ノートは、点検のうえ、コメントを付して返却します。
試験 50%
レポート 0%
学習態度 50% 備考 ・試験は定期試験を実施する。

・学習態度は、グループ学習や討議に積極的に参加する姿勢や授業中の発言や態度と、毎回の授
業の準備学習を記録した学習ノート(G学習ノート)の記載をもとに準備学習の取組状況として
併せて評価する。
その他 0%
100%
テキスト テキスト1:飯島裕一(2014)『認知症を知る』講談社 864円
テキスト2:中村裕子(2015)『最新介護福祉全書10 認知症の理解と介護』メヂカルフレンド社 2268円
テキスト以外の参考書
(番号は、推薦順)
(図書館備付)
1 小宮英美(1999)『痴呆性高齢者ケアーグループホームで立ち直る人びと』中央公論新社
2 宮崎和加子・田邊順一(2011)『認知症の人の歴史を学びませんか』中央法規出版
3 市川衛(2012)『誤解だらけの認知症』技術評論社
4 関口祐加(2014)『毎アル ツイート・マミー』パド・ウィメンズ・オフィス
5 和田行男(2003)『大逆転の痴呆ケア』中央法規出版
6 東田勉(2014)『認知症の「真実」』講談社
7 岡野雄一(2012)『ペコロスの母に会いに行く』西日本新聞社
8 本田美和子、イヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティ(2014)『ユマニチュード入門』医学書院
9 トム・キットウッド、高橋誠一翻訳(2005)『認知症のパーソンセンタードケア』筒井書房
10 佐藤幹夫(2011)『ルポ 認知症ケア最前線(岩波新書新赤版)』岩波書店
履修上の注意事項や
学習上の助言など
テキスト2は、2年次前期で開講される「認知症の理解U」でも使用されます。

新潟青陵大学

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