講義概要

人間総合学科 2017年度入学生用

新潟青陵大学

学科・学年 人間総合学科1年、人間総合学科2年
講義番号 0028 教科名 社会学
単位数 2 必・選 選択 開講時期 前期 担当者 渡邊 登
DP(ディプロマ・ポリシー)
との関連
「 【知識・理解】◎ 【技能・表現】 【態度・姿勢】 【汎用的能力】◎ 」
授業の概要
(教育目標を含む)
私達―人間は常に社会の中で生活しているのであるから、社会とは私達にとっては、空気といってもいいものである。しかし、それだ
からこそ「社会が何らかの理由で個人にとって問題にならない限りは、社会について考え始めることなどめったにない」のである。
それは「社会的経験を生む基本的諸構造が、あまり問題にされることなく、みたところまったく自然であたりまえの生活条件として
見逃されているということである。」(P.L.バーガー&B.バーガー『バーガー社会学』学習研究社、1979、25−26頁)つまり、私達は
その多くの時間を自明の世界で過ごしているのである。そして、この自明な世界こそが社会学の対象となるものである。本講義で
は、日常生活における具体的な例を社会学的な概念用具から検討すること通じて「自明性」を暴露する視点を習得する。
学生の学習
(行動)目標
本講義を通じて、社会的な事象を社会学的な概念用具を用いて説明できるようにする。
授業計画(シラバス)
内容 キーワード 準備学習(予習・復習)の内容と分量 準備学習に要する時間
1回 オリエンテーション、本講義で学ぶことについて 社会学的想像力、自明性 〈復習〉自明性とは何か、講義での説明を聞いて、身近な「自明性」に
ついて考えること
4
2回 社会学的考え方とは何か−「常識」の相対化 常識の相対化 〈予習〉常識の相対化の意味を予め考えてくる
〈復習〉講義を踏まえて、私たちがとらわれている「常識」の事例を考える
4
3回 予言の自己成就 予言の自己成就 〈予習〉予言の自己成就とは何か予め調べてくる
〈復習〉予言の自己成就について講義で用いた事例以外で考える
4
4回 ラベリング理論(1) ラベリング 〈予習〉ラベリングとはどのような概念が予め調べる
〈復習〉ラベリングの事例を考えてみる
4
5回 ラベリング理論(2)―冤罪報道から考える(1) ラベリング 〈予習〉冤罪とラベリングの関係について考える
〈復習〉冤罪が産み出されるメカニズムを確認する
4
6回 ラベリング理論(3)―冤罪報道から考える(2) ラベリング 〈予習〉前回の冤罪とされた事件について調べてみる
〈復習〉冤罪報道以外の様々なメディア報道についてその問題点を考える
4
7回 潜在的機能と顕在的機能(1) 潜在的機能、顕在的機能、順機能、逆機能 〈予習〉R.K.マートンの提示した潜在的機能、顕在的機能について調べる
〈復習〉講義で提示した事例を自分で説明できるか確認する
4
8回 潜在的機能と顕在的機能(2) 潜在的機能、顕在的機能、順機能、逆機能 〈予習〉前回の復習と同様
〈復習〉身近な事例から、潜在的機能、顕在的機能について考えて見る
4
9回 ジェンダー論(1)―ドキュメンタリーから考える ジェンダーアイデンティティ、ジェンダーロール 〈予習〉ジェンダーとは何か調べる
〈復習〉ジェンダーバイアスの形成を講義の内容を復習し考える
4
10回 ジェンダー論(2)―具体的なデータから考える ジェンダーアイデンティティ、ジェンダーロール 〈予習〉ジェンダーバイアスを具体的に統計的データなどで調べてみる
〈復習〉ジェンダーバイアスについて講義でのデータ以外で確認する
4
11回 社会学と社会調査(1)―調査の嘘を見破る方法(1) 無作為抽出 〈予習〉統計調査について高校レベルの内容を復習する
〈復習〉標本についての理解を確実にする
4
12回 社会学と社会調査(2)―調査の嘘を見破る方法(2) 統計的検定、有意差 〈予習〉調査の「嘘」の意味について予め考えてくる
〈復習〉身近な事例で「調査の嘘」を調べてみる
4
13回 社会学と社会調査(3)―実際の調査はどのように行うのか 統計的検定、有意差 〈予習〉具体的な調査方法について調べてくる
〈復習〉自分で調べたいテーマについて調査方法を具体的に考えて見る
4
14回 現代社会をリスク社会論から考える 社会学的想像力 〈予習〉現代社会がリスク社会である意味を考える
〈復習〉リスク社会の具体的事例を講義の説明にしたがって考える
4
15回 授業の総括 講義第1回から第14回のキーワード全て 〈予習〉14回までの講義を振り返って、理解の不十分な項目を明確にする
〈復習〉不明な点がないか確認する。
4
60
成績評価 小テスト 10% 学修成果の
フィードバック
小レポートについては講義において講評するとともに、小レポートで授業に関する質問欄
を設け、それに対して説明を行う。
試験 70%
レポート 0%
学習態度 10% 備考 小テストは、授業の理解度を問う内容を数回実施する。
定期試験は全範囲を試験範囲とする。
出席状況は、2回の遅刻で1回の欠席とする。
また、出席点は8割以上の出席が前提である。
授業中の私語を厳禁とする。特に授業の進行に
障害となると判断した場合は教室から退出してもらう。
その他 10%
100%
テキスト テキストは特に指定しない。なお、授業中に参考図書、引用図書については紹介するので、各自が確認すること。
テキスト以外の参考書
(番号は、推薦順)
(図書館備付)
1 R・K・マートン(森東吾他訳)『社会理論と社会構造』みすず書房、1961年
2 P・L・バーガー&H・ケルナー(森下伸也訳)『社会学的再考』新曜社、1987年
3 H・S・ベッカー(村上直之訳)『アウトサイダーズ』新曜社、1978年
4 E・デュルケム(宮島喬訳)『社会学的方法の規準』岩波書店、1978年
履修上の注意事項や
学習上の助言など
1.授業中の私語、受講態度に問題のある場合は受講を取り消すことがある。
2.講義中に参考文献の紹介をするので目を通すこと。

新潟青陵大学

講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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